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記憶は哀 しくなつかしいものとして死ぬまで葉子の胸に刻みつけられていた
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:70% 作品を確認(青空文庫)
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心の傷・トラウマ
忘れられない・心に強く残る
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前後の文章を含んだ引用
......一文 になっていてもいい、葉子の乗って帰って来た船に木村も乗って一緒に帰って来たら、葉子はあるいは木村を船の中で人知れず殺して海の中に投げ込んでいようとも、木村の記憶は哀 しくなつかしいものとして死ぬまで葉子の胸に刻みつけられていたろうものを。……それはそうに相違ない。それにしても木村は気の毒な男だ。自分の愛しようとする人が他人に心をひかれている……それを発見する事だけで悲惨は充分だ。葉子......
単語の意味
胸(むね)
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自分の眼の前にチラ付くのを、払っても払っても払い切れなくなった
夢野久作 / ドグラ・マグラ
永く眼に残ってる。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
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思い出がよみがえってきて、湯気のようにしっとりと胸を温める
壷井 栄 / 大根の葉 (1960年) amazon
それからの記憶が、まるで前世の記憶みたいに遠くぼやけている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
古い記憶を呼び戻そうとでもするかのように小さく頭を振った。そして何から話そうかというように天井を見つめた。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
確かに彼女は変わった。 でも、いつから、どんなふうになのかは思い出せない。 つらつらと画面だけが浮かぶ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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