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硝子ガラスの紫の鹿を掛けた私の結い綿の頭がぐらぐらしていて、まるでお女郎みたいな姿だった。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:50% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......はならない。眠くって頭のしんがズキズキするのをこらえて、朝の街に出てゆくと、汚い鋪道ほどうの上に、散しの黄や赤が、露にベトベト濡れて陽に光っていた。四谷よつやまでバスに乗る。硝子ガラスの紫の鹿を掛けた私の結い綿の頭がぐらぐらしていて、まるでお女郎みたいな姿だった。私はフッと噴き出してしまう。こんな女なんて……どうしてこんなに激しくゆられ、ゆすぶられても、しがみついて生きていなくてはならないのだろう! 何とコッケイなピエロ......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
鹿(しか)
紫(むらさき)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
鹿・・・シカ科の哺乳動物の総称。足は細長く華奢な感じで、雄は枝分かれした大きな角を持つ。成長したものでは40cmほどで、毎年生えかわる。草食。山林に住む。
・・・1.赤と青を混ぜてできる色。古来、高位の象徴とされた。
2.ムラサキ科の多年草。夏、白い小花が咲く。根からとれる染料は紫色(むらさきいろ)。
3.醤油(しょうゆ)の異称。
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