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朝靄あさもやのなかに明けて行く水みずしい外面
梶井基次郎 / ある心の風景 ページ位置:67% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......いていた。「まあ」と思い、彼は汗づいた浴衣ゆかただけは脱ぎにかかった。  女は帰って、すぐ彼は「ビール」と小婢こおんなに言いつけた。  ジュ、ジュクと雀の啼声なきごえとゆにしていた。喬は朝靄あさもやのなかに明けて行く水みずしい外面を、半分覚めた頭に描いていた。頭を挙げると朝の空気のなかに光の薄れた電燈が、睡っている女の顔を照していた。  花売りの声が戸口に聞こえたときも彼は眼を覚ました。新......
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外面(そとづら・がいめん・げめん)
外面・・・1.外に向いた面。物の表面。外側。
2.外部の人に接するときの顔つきや態度。うわべ。
3.外から見えるようす。外見。 うわべ。
⇔内面(うちづら・ないめん)。
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朝の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
アパートの郵便受に邪慳な音で朝刊が差し込まれる。
向田邦子 / マンハッタン「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
東の空は、うれたトマトがつぶれたように赤かった
曽野 綾子 / 空飛ぶ円盤「わが恋の墓標〈1〉 (大活字文庫)」に収録 amazon
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明かりの消えた部屋。お互いの体が明確に見てとれる時刻
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
窓の外が薄ねずみ色になってきた。  ねずみの色が濃くなりやがて闇になる。
向田邦子 / ダウト「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ夕闇日の入り・日没
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