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(部屋の中にある)それ等のすべてが、清々すがすがしい朝の光りの中に、あるいまぶしく、又はクッキリと照し出されて、大学教授の居室らしい、厳粛な静寂しじまを作っている光景を眺めまわしているうちに、私は自から襟を正したい気持ちになって来た。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
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朝日・朝の光 室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......の金縁額面、又、左側には黒い枠に囲まれた大きな引伸し写真の肖像と、カレンダーが懸かっている。その又肖像写真の左側には今一つ、隣りの部屋に通ずるらしい扉が見えるが、それ等のすべてが、清々すがすがしい朝の光りの中に、あるいまぶしく、又はクッキリと照し出されて、大学教授の居室らしい、厳粛な静寂しじまを作っている光景を眺めまわしているうちに、私は自から襟を正したい気持ちになって来た。  事実……私はこの時に、ある崇高なインスピレーションに打たれた感じがした。最前から持っていたような一種のなげやりな気持ちや、彼女の運命に対する好奇心なぞいうもの......
単語の意味
厳粛(げんしゅく)
光景(こうけい)
襟・衿・領(えり)
静寂(せいじゃく)
清清しい・清々しい(すがすがしい)
厳粛・・・1.真剣な態度をせずにはいられない雰囲気のさま。「厳粛な儀式」
2.まじめで甘えや妥協などないさま。「判決を厳粛に受け止める」
光景・・・1.目に前に広がる景色。そこに見える景色や物事のありさま。景色。様子。
2.日の光。
襟・衿・領・・・1.衣服の、首を取り囲む所につけられている部分。また、そこにつける縁どりの布。カラー(collar)。和服では、前で交わる細長い部分やそこにつける布を指す。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
静寂・・・物音一つなく静まり返っていること。ひっそりとして寂しさのあること。また。そのさま。「寂」は訓読みで「しず(か)」とも読める。
清清しい・清々しい・・・1.爽やかで気持ちがいい。さっぱりしている。
2.ためらいがない。思い切りがいい。
3.物事が滞りなく進む。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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