TOP > 感覚表現 > 時間・スピード > 季節の変わり目、移り変わり
(北海道は)東京よりちょうど一ヵ月ぶん早く秋が地上に腰を据えていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:51% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
季節の変わり目、移り変わり
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......荷物を受け取って外に出ると空気は予想していたより冷やかだった。僕は首に巻いていたダンガリのシャツをTシャツの上に着こみ、彼女はシャツの上から毛糸のベストを着た。東京よりちょうど一ヵ月ぶん早く秋が地上に腰を据えていた。「我々は氷河時代に巡り会うべきじゃなかったかしら」と札幌に向うバスの中で彼女は言った。「あなたがマンモスを獲り、私が子供を育てる」「素敵みたいだな」と僕は言った......
単語の意味
据える(すえる)
腰(こし)
据える・・・1.物をその場所に置いて動かないようにする。「機械を据える」
2.落ち着かせる。座らせる。「腰を据える」
2.落ち着かせる。座らせる。「腰を据える」
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
ここに意味を表示
季節の変わり目、移り変わりの表現・描写・類語(時間・スピードのカテゴリ)の一覧 ランダム5
桜が咲いて散り、長い雨が街を洗い、白い雲が高く湧きあがり、葉が色づき、凍える風が吹く。そしてまた桜が咲く。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
私は冬を目の前に控えた自然の前に幾度も知らず知らず棒立ちになって、君の事と自分の事とをまぜこぜに考えた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
このカテゴリを全部見る
「時間・スピード」カテゴリからランダム5
一時間にも感じられた数分の後、
宮本百合子 / 伸子
何もすることがないこの空白の時間を、私はうまく過ごせない。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
無限の数に、無限の生死。ぞっとする数値。ここで見ていよう、限りなく永遠に近いその数を。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
どういうわけか水島は今ようやく石段の一段目に足をのせようとしている。数秒の時間が逆に流れたとしか思えない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
時間・スピード の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ