TOP > 食べ物表現 > お茶・紅茶・コーヒー・水 > お茶・緑茶類
冷蔵庫を開ける。冷えた麦茶のきれいな色に、自分の顔が映る。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:8% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
お茶・緑茶類
冷蔵庫
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......あたしは洗濯機の中を覗いた。やっぱり。ドラムの中には、半荘終わったら干そうと思って脱水まで終えていた衣服たちが、ずっしり固まって佇んでいた。もういいや、と思って冷蔵庫を開ける。冷えた麦茶のきれいな色に、自分の顔が映る。 歯を磨いたら、キスの感覚を忘れてしまうだろうか、なんてガラにもないことを考えた。ていうか、忘れるべきなんじゃ? とも思った。そんなにたいしたことじゃないし。心......
ここに意味を表示
お茶・緑茶類の味、おいしさを伝える表現・描写(お茶・紅茶・コーヒー・水のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(紙コップの中のお茶)わたしは紙コップの中に視線を落とした。錆色の液体が、だんだんに熱を失って、澱みはじめていた。わたしはそれを喉の奥に流し込んだ。ひどい味だった。どことなく玉葱の香りさえした。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
冷蔵庫の表現・描写・類語(家電のカテゴリ)の一覧 ランダム5
冷蔵庫の中には食物という名を冠することのできそうな食物は何ひとつとしてなかった。そこにあるものはフレンチ・ドレッシングと六本の缶ビールとひからびた二個の 玉葱 とバターと脱臭剤だけだった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(料理をしない一人暮らしの冷蔵庫)マヨネーズとマーガリンだけを延々と冷やし続ける、そういう箱として利用されているらしい
東川 篤哉 / 謎解きはディナーのあとで 2 amazon
このカテゴリを全部見る
「お茶・紅茶・コーヒー・水」カテゴリからランダム5
熱いコーヒーを飲んだ。生命を与えられたように香ばしいコーヒーだった。
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
「家電」カテゴリからランダム5
下着が、柿の皮をむいたようによじれて吊りさがっている
林 芙美子 / 晩菊・水仙・白鷺 amazon
落語が聞こえていたが、ラジオは調子が悪くて雑音が大きかった
宮本輝 / 蛍川 amazon
電源を切った電話は完全に死んでいて
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
部屋には電気ストーヴが桃色の四角い唇を開けていた。
岡本かの子 / 巴里祭
同じカテゴリの表現一覧
お茶・紅茶・コーヒー・水 の味・おいしさの表現の一覧
家電 の表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ