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毎朝床離れが辛かった。十分眠った筈なのに、目が醒めても筋肉が弛緩 しているのを感じ、背中がベッドに貼りついたように起き上り難い。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:13% 作品を確認(青空文庫)
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寝起き・目が覚める
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前後の文章を含んだ引用
......ていた世間が、再びさり気なく姿を現したのを見る、一種の清新さと皮肉とを、日常生活の復帰から感じた。 このごろ、朝の寒さはなかなか厳しい。伸子は気疲れが出た故か、毎朝床離れが辛かった。十分眠った筈なのに、目が醒めても筋肉が弛緩 しているのを感じ、背中がベッドに貼りついたように起き上り難い。昼近くまでぐずついていることがあった。そういうある朝、伸子は勇気を出して、七時少し過ぎに床を離れた。どうしても九時までにBカレジに行かなければならなかった。前日......
単語の意味
背中(せなか)
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
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時計の針はもう十時をまわっている。昼に近い朝の光が、針で刺すように目の奥を痛めた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
眠くって頭の芯 がズキズキする
林芙美子 / 新版 放浪記
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駒代は全く強盗にでも辱められたようなあられもない寝ざま
永井 荷風 / 腕くらべ amazon
風邪をひいてしまい、ジョギングも休んでうつらうつらしてベッドにいた。少し熱っぽい頭の中にベルの音が何度も何度も割り込んできて私はぼんやりと起き上がった。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
絃は上掛けをだんごに巻きつけていくのではなく、眠りながらよくこんなに器用にできるなと感心するほど、逆円錐状に身体に沿って巻きつけていくので、足の方が先細りで腕も肩も隙間なく包まれている。彼の後ろ耳、エジプトのミイラみたいに布の巻きついた身体のなだらかな曲線、本当にかすかな寝息。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
ふと気づくと、さとみは目を閉じ、壁に頭を凭せかけて眠り込んでいた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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