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植え込みのてんとう虫は、茎のこちら側から裏側へ、裏側から表面へと移動しながら、上を目指した。長い茎を、螺旋階段を模すように、くるくると回り込みながら、上昇していく。祝福を誰かに届けるために、せっせと駆け上がるかのようだ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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天道虫(てんとうむし)
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......させる。 扉の上、壁のところにある、横長の、電光掲示板に目が留まった。『シゲルからシゲルへ。渉君は無事です。犯人は死亡しました』 そうメッセージが流れている。 植え込みのてんとう虫は、茎のこちら側から裏側へ、裏側から表面へと移動しながら、上を目指した。長い茎を、螺旋階段を模すように、くるくると回り込みながら、上昇していく。祝福を誰かに届けるために、せっせと駆け上がるかのようだ。 おい、槿、聞いてるか。耳に当てていた携帯電話から、仲介業者の声が聞こえてきた。今、どこにいるんだ? 蒲公英とてんとう虫の近くだ。槿は答える。頭には以前、仕事で......
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天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫(てんとうむし)
天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫・・・テントウムシ科の甲虫の総称。背中は半球形でつやがある。赤地に黒の斑点があるものが最も多く普通。無地のものもいる。多くはアブラムシなどを食べる益虫だが、作物を食べる害虫もいる。「天道虫」の字の由来は、太陽に向かって飛んで行くので太陽の別名、天道(お天道さま)から。
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志賀 直哉 / 城の崎にて「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
白い蝶々が雪のように群れて
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林芙美子 / 新版 放浪記
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