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むす子に対する憧れが突然思いもかけぬ胸の中の別の個所から厳粛というほどの真率さでもって突き上げてきた。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:46% 作品を確認(青空文庫)
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気持ちが高まる・こみ上げる
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前後の文章を含んだ引用
......になった。張って青味のさした両眼に、ムリロの描いた少女のような色っぽい露がたまっていた。今は唇さえ熱く赤々と感じられて来た。 「なんという間違いをしたものだろう」  むす子に対する憧れが突然思いもかけぬ胸の中の別の個所から厳粛というほどの真率さでもって突き上げてきた。そしてその感情と、この眼の前のなまめかしい青年に対する感覚だけの快さとが心の中に触れ合うと、まるで神経が感電したようにじりりと震えしびれ、石灰の中へ投げ飛ばされたよう......
単語の意味
厳粛(げんしゅく)
真率(しんそつ)
胸(むね)
厳粛・・・1.真剣な態度をせずにはいられない雰囲気のさま。「厳粛な儀式」
2.まじめで甘えや妥協などないさま。「判決を厳粛に受け止める」
真率・・・真面目で、飾ってよく見せようとする気のないこと。また、そのさま。
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
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烈しい感情が胸の底からつきあげ
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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胸で気持ちの高ぶりを感じるときの表現・描写・類語(興奮・気持ちが高ぶるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼は思わず頰に血の昇るのを感じた。の 動悸 を聴いた。
志賀 直哉 / 雨蛙「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
何となくが躍った。
夢野久作 / あやかしの鼓
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底熱い昂奮が起きる。
梶井基次郎 / 城のある町にて
何となく胸が躍った。
夢野久作 / あやかしの鼓
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