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尖った上唇を下唇にかぶせて、半泣きの 烏天狗 みたいな顔つきになる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:98% 作品を確認(amazon)
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泣き顔
口(唇)を尖らせる
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前後の文章を含んだ引用
......けると、息と混じって透き通った煙を口からも鼻孔からもゆるゆるととても長い時間をかけて吐く。煙は際限なく陣治のなかから溢れ出てくる。ようやく煙が途絶えると、陣治は尖った上唇を下唇にかぶせて、半泣きの烏天狗みたいな顔つきになる。それから、ほとんどフィルターだけになった吸殻を勢いよく遠くへ放り投げる。「泣くな、十和子。ほれ、そんなイヤリングもうはずしてしまえ。今ここで崖の下へほってまうか......
単語の意味
顔付き(かおつき)
上唇・上脣(うわくちびる・じょうしん)
下唇・下脣(したくちびる・かしん)
上唇・上脣・・・上の方の唇(くちびる)。 ⇔ 下唇(したくちびる・かしん)。
「脣」は、「唇」と同じ。
「脣」は、「唇」と同じ。
下唇・下脣・・・下の方の唇(くちびる)。 ⇔ 下唇(うわくちびる・じょうしん)。
「脣」は、「唇」と同じ。
「脣」は、「唇」と同じ。
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泣き顔の表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
口びるまでが苺 のように紅 くなっていた。
有島武郎 / 或る女
次に顔を上げたときには涙は治まっていた。目と鼻が赤かった。やわらかそうな髪がひとすじ、額から頰に貼りついていた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
泣いたあとの 憂鬱 な 鈍い顔
志賀 直哉 / 痴情「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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口(唇)を尖らせるの表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
唇を尖 んがらした声だった。
小林多喜二 / 蟹工船
唇を鳥の肛門のようにとがらせ
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
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「不満を伝える」カテゴリからランダム5
フェレイラの言葉は一語一語、司祭の耳を 刺 のようにさす。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
「悲しみ」カテゴリからランダム5
〝助かるまい。本人も、助かりたいとは思うまい〟 身内ばかりだというのに、しかもみな彼女を愛していたのに、その考えは私達がすわっている冷たいビニールのソファーのまわりを離れず、まるで大声でくりかえしているように心に響き、病院の白く 空ろな壁にこだましていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
泣くのが失礼だと思った。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
(日記の)全体が持っている悲しい心が、通って行く雲の影のように彼の胸を閉ざして行った。
大仏 次郎 / 宗方姉妹 (1954年) amazon
「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
愛想笑いで場を取り繕った。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
泣くことでしか、気持ちを収めることができなかった。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
小娘のようにたわいもなく泣きつづけていた。
有島武郎 / 或る女
泣きながら歩いたので頬がつっぱるような気がする。
林芙美子 / 新版 放浪記
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