五貫匁もある重い腿をぶらさげて
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:98% 作品を確認(青空文庫)
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足の太さ・細さ
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前後の文章を含んだ引用
......べんけいさんは理想が小さい。ねえ、それなのに、私はべんけいさんの理想も途方もないぜいたくに思ってます。他人さまとは縁も由縁 もないのよ。私は私こっきりの生きかた。五貫匁もある重い腿をぶらさげて、時には男の事も考える。誰かいいひとはいないかしら、せめて、十日も満足に食わせてくれる男はいないものかと考える。だって、ねえ、こんなに貧乏して、躯 じゅうをのみに......
単語の意味
腿・股(もも)
匁・文目(もんめ)
腿・股・・・足の膝より上部の、腰につながった部分。大腿(だいたい)。上腿(じょうたい)。
匁・文目・・・1.尺貫法での、重さの単位。一文の目方(=重さ)。貫(かん)の1000分の1。3.75グラム。現在、原則として尺貫法の使用は禁止されているが、「真珠の質量の計量」にのみ使用されている。略して目(め)、古くは銭(せん)という。
2.江戸時代の通貨の単位。小判1両の60分の1。
3.(「文目」と表記して)銭(ぜに)を数える単位。銭1枚が1文。
2.江戸時代の通貨の単位。小判1両の60分の1。
3.(「文目」と表記して)銭(ぜに)を数える単位。銭1枚が1文。
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平林たい子 / 施療室にて amazon
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