(老いた象)今にも心臓発作を起して死んでしまいそうなよぼよぼの象
村上 春樹 / 象の消滅「新装版 パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:8% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
老人
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......にひきとられていったのだが、その象だけは年をとりすぎているために、引き受けてをみつけることができなかった。どこの動物園も既に十分なだけの数の象を所有していたし、今にも心臓発作を起して死んでしまいそうなよぼよぼの象をひきとるような物好きで余裕のある動物園なんてひとつもなかったのだ。そんなわけで、その象は仲間の動物たちがみんな一匹残らず姿を消してしまった廃墟の如き動物園に、......
単語の意味
象(ぞう)
象・・・ゾウ科の哺乳動物。巨大で全身灰色、長い牙を持つ。最大の特徴である自由に屈伸する長い鼻は、人間の手と同じように物を掴むことができる。「象」の字は象の姿の象形文字。アジア象は基本的に穏やかな性格で、家畜として飼育される。
ここに意味を表示
老人の表現・描写・類語(中年・老人のカテゴリ)の一覧 ランダム5
曰(いわ)くありげな美しい老女の佇まい
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
髪も薄く白く、 土気色 の肌に、はっきり刻まれた皺
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「中年・老人」カテゴリからランダム5
美醜を超えてチャーミングだと思わせる人
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(美魔女)とても四十七歳には見えなかった。単に若く見える、というのではなく、そもそも年齢というものから 瑞々しく解き放たれているのだった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
中年・老人 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ