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三日月の形にひそめた 眉
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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泣き顔
眉間のしわを寄せる(眉のひそみ)
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前後の文章を含んだ引用
......泣いた。ハンカチで顔を覆っては泣き、両手で肩を抱いては前にかがんで泣いた。顔も結構よく見えた。彼女は顔を上げる度に、闇に立つ聖母のような清らかな表情をしていた。三日月の形にひそめた眉の下のその瞳には、ときおり理性の光がよぎった。その取り乱しようにもかかわらず、自分の悲しみの種類をきちんと知っているように見えていっそう痛ましさが増した。そして......
単語の意味
三日月・朏(みかづき)
三日月・朏・・・陰暦で、その月の三日前後の夜に出る、弓形の細い月。また、その形。月齢2日あたりの月(月齢は0から始まるので、陰暦3日は月齢2日になる)。広義には、月の終わりのころの細い月も指す。細い形が眉に例えられることも多い。「朏」は、「初めて姿が見え出した月」が語源。
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泣き顔の表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
次に顔を上げたときには涙は治まっていた。目と鼻が赤かった。やわらかそうな髪がひとすじ、額から頰に貼りついていた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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眉間のしわを寄せる(眉のひそみ)の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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足を竦 めた。脛 から背へ、冷たいものが、さっと這いのぼった。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
膝が震えて立てない。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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胴体を荒繩でくくりあげて、空高く起重機で吊りさがりたいような疲れを感じる。
林芙美子 / 新版 放浪記
彼女自身の地底の嫉妬が噴火したかのよう
川端 康成 / 千羽鶴 amazon
「まゆ・眉間」カテゴリからランダム5
眉間に蜘蛛の巣状の皺を寄せ
島田 雅彦 / ドンナ・アンナ amazon
左右の眉の間に産毛が密生して、雁のように続いて見える
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
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じめじめと泣き出す。
林芙美子 / 新版 放浪記
そしてしばらくは葉子の絶望的な泣き声ばかりが部屋 の中の静かさをかき乱して響いていた。
有島武郎 / 或る女
おさえていた感情が堰を切ってあふれるように泣きだした
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
しょっぱい涙が頬の傷に触れ、ひりひりと痛んだ
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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