おにぎりの一口目は味気ないものである。一口目がおにぎりの中心部の梅干しのところに到達するということはない。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 ページ位置:42% 作品を確認(amazon)
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おにぎり
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前後の文章を含んだ引用
......おり正しく食べたいものである。まずおにぎりを一個、包みから取り出したら愛情のこもった目で見つめてあげる。おにぎりは可愛い奴なのだ。 それから一口目をかじり取る。おにぎりの一口目は味気ないものである。一口目がおにぎりの中心部の梅干しのところに到達するということはない。 かじり取ったあとなど見つめながら、せわしなく飲みこみ、すばやく二口目にとりかかる。ようやく梅干しのところに到達する。ここで少し嬉しそうな顔をして、ナナメの足を......
単語の意味
味気無い(あじけない・あじきない)
味気無い・・・面白味や魅力がなくて、つまらない。味わいが少なく、風情に乏しい。
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おにぎりの味、おいしさを伝える表現・描写(米のカテゴリ)の一覧 ランダム5
飯粒のあいだから顔を出したコロッケを見て、ヨキはうれしそうだ。なんだか占いみたいなおにぎりだなあ
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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「米」カテゴリからランダム5
ジャンバラヤのなかには、みじん切りの玉ねぎ、セロリ、ベーコン、ハム、ソーセージ、それに芝エビが入っていた。スペイン料理のバレンシア風ご飯によく似ていた
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
(牛丼)甘辛の煮汁のたっぷりかかったゴハン、適度に脂を残した薄切りの牛肉、ゴハンと牛肉のはざまで、独自の戦いを進めている玉ネギ。三者相まってゆるぎない味をかもしだしている。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 amazon
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