風鈴の表現・描写・類語(夏のカテゴリ)の一覧 ランダム5
風鈴が眠たげな微風に誘われるように時々小さな乾いた音を立て、開け放った窓から聞こえてくるヴィヴィルディの音楽と奇妙に心地よく混じり合っていた
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
風鈴が時々ものうく鳴る。
林芙美子 / 新版 放浪記
薄い硝子 の玉に、銀のメッキをした(風鈴)
林芙美子 / 新版 放浪記
風鈴が、そっと私の心をなぶっていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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「夏」カテゴリからランダム5
風鈴が折り折り思い出したようにかすかに鳴る。
森鴎外 / 阿部一族
この梅雨はすべての表面も根も腐らせてしまうほど 陰鬱 なものだ
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
舞台とは反対の方面で、しきりに花火を揚げる。花火の中から風船が出た。帝国万歳とかいてある。天主の松の上をふわふわ飛んで営所のなかへ落ちた。次にぽんと音がして、黒い団子が、しゅっと秋の空を射抜くように上がると、それがおれの頭の上で、ぽかりと割れて、青い煙が傘の骨のように開いてだらだらと空中に流れ込んだ。風船がまた上がった。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
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