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居酒屋はがら空きで、蛍光灯の明かりだけがこうこうと光っていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
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閑散・人気(ひとけ)がない
店内の雰囲気
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前後の文章を含んだ引用
......私の記憶の百倍から二百倍くらいハデで、はじめ私は彼女を店がひけたホステスだとばかり思って見過ごし、だから彼女が私に手をふったことにびっくりしてしまった。 そう、居酒屋はがら空きで、蛍光灯の明かりだけがこうこうと光っていた。私は彼女を捜した。「外人の考えた日本人」みたいな制服を着て行きかう店員、カップルが一組、酔いつぶれて寝ているおやじひとり、大声のサラリーマン三人組、人待ちのホス......
単語の意味
蛍光(けいこう)
蛍光・・・1.蛍の光。ほたる火。
2.(物理学)ルミネセンスの一種。ある物体に光やエックス線を当てたとき、その物体が別の光を出す現象。また、その光。
2.(物理学)ルミネセンスの一種。ある物体に光やエックス線を当てたとき、その物体が別の光を出す現象。また、その光。
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夜、十二時の浅草はしめったオブラートより寂しい。
サトウハチロー / 浅草悲歌
朝の出勤ラッシュの時間帯を過ぎていたせいで、車内は比較的空いている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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店内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(テラス席)紫色やレモン色の室内の灯を背景に、道路まで並べ出されたキャフェの卓
岡本かの子 / 母子叙情
(ラーメン店の)カウンターの向こう側では、まるで生まれたての命のように、様々な具材がほかほかと輝いている。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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妙に丁寧に、旅館の女将がふすまを閉めるときみたいに両手で窓を閉めた。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
劇場の奈落のように、裸の壁が裸の電球に照らされた、殺風景な通路
岩田 豊雄 / 獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 amazon
西日は、もう畳三分の一ぐらいのところまで、眩 く躍りこんでいる。
宮本百合子 / 伸子
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(亡くなった我が子の)押しつけられたなきがらのよろめくような重さを、乙松は忘れない。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
何をしてもチャーミングに見えてしまうだけのことなのだ。ちょうど何に手を触れてもそれが黄金に変わってしまうあの伝説の王様のように。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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彼女達は薔薇の花壇の中を旋回すると、門の広場で一輪の花のように輪を造った。
横光 利一 / 花園の思想 amazon
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