日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 夏 > 夏

TOP > 風景表現 > 家・建物 > 軒下・軒先

夕暮れには、蚊が軒に音を立てるほど集まってくる

この表現が分類されたカテゴリ

夏軒下・軒先

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

単語の意味

軒（のき）

蚊（か）

軒・・・屋根の端の下にさがった部分で、建物の外壁より突き出ている部分。

蚊・・・カ科の昆虫。古来より人が悩まされてきた、小形の害虫。主に夏に出る。雄は人や家畜の血を吸う。種類が多く、デング熱やマラリアなどの伝染病を媒介するものもいる。飛行の際に「ぶぅぅん」と羽音を鳴らす。

ここに意味を表示

夏の表現・描写・類語（夏のカテゴリ）の一覧ランダム５

突然降り出した夕立の音

雨の降らない日が続いた。ソバ屋とガソリン・スタンドをつなぐ畠はたけはすっかり罅ひび割れて、水気を失った玉蜀黍とうもろこしの根の間でキリギリスが乾いたくるしそうな声で喘あえいでいた。

遠藤周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ夏日照り・干ばつ

水のにおいは、夏が近づくにつれ濃くなっていく。　いや、田んぼのにおいかもしれない。甘酸っぱくて、しっとりした重みのある、いつまでも嗅いでいたくなるようなにおいだ。街では、こういうにおいに気づいたことがない。栄養分たっぷりの土と若い緑に、澄んだ水が触れてはじめて生まれるにおいだ。

三浦しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録　amazon関連カテ田園・田畑夏

浴衣の袖を揺らす夏の風

夏の海が銀紙を貼り付けたように鈍く、そのくせ眼底までくらませるような強い光を跳ね返してくる

阿久悠 / 瀬戸内少年野球団　amazon

このカテゴリを全部見る

軒下・軒先の表現・描写・類語（家・建物のカテゴリ）の一覧ランダム５

樋（とい）の雨水が、ざっざと、背なかを打つ

吉川英治 / 無宿人国記

突きだした軒が陽光を遮り、彼女は涼しげな陰の中にいた。

関連カテ影軒下・軒先

軒下に影のように置かれた石炭

関連カテ木炭・石炭・燃料軒下・軒先

軒下に、貯水槽を伏せて、トタン板がかぶせてある。それに雨垂れが落ちかかって、お会式の太鼓のように響く。

上林暁 / 聖ヨハネ病院にて　amazon関連カテ雨だれ・しずく・水滴軒下・軒先

軒先のつららが、糸を引くように雫（しずく）を落とす

関連カテ氷柱（つらら）軒下・軒先

このカテゴリを全部見る

「夏」カテゴリからランダム５

今は一番日の長い季節だ。五時半でもまだ夕方という感じがしない。

雫井脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

外の世界は五月だ。明るい溌剌とした五月だ。自分の心もかつてはこのようでなかったか？

宮本百合子 / 伸子関連カテ元気・生き生きしている晩春・初夏

夏が衰えてきている

部屋はうす暗く静まりかえっていて、時計を見ると朝の５時だった。カーテンのすきまから見える夜明けの空は重いグレーだった。まだ梅雨は明けない、とぼんやり思った。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ梅雨・夏の雨寝起き・目が覚める

豊満な初夏の風が吹きぬける

「家・建物」カテゴリからランダム５

糸のように細い町筋を、古着屋や芸者屋が軒をつらねている。

林芙美子 / 新版　放浪記

夜の街が横たわっている

塀の上からはみ出している百日紅（さるすべり）の淡紅色の花

圧しつけるような暗い建築の陰影

梶井基次郎 / 冬の日関連カテ影店・建物の佇まい・外観

四階建ての雑居ビルは築四十年以上。ひび割れが目立つ煤けた煤けた外壁には触手のようなツタがびっしりとからみつき不気味な雰囲気を醸し出している。今日も入り口に猫の死骸が転がっていたが陰気な風景にオブジェのようになじんでいる。

七尾与史 / 死亡フラグが立ちました！　amazon

同じカテゴリの表現一覧

夏の表現の一覧　

家・建物の表現の一覧　

風景表現大カテゴリ

表現の大区分