口に運ぶ天然氷の冷たさと、旬の果物ならではの力強く、優しい味わいパワー。自然の力だけで作られた一杯のかき氷は、エアコンに慣れすぎた私の体に、夏を楽しむための健やかさをよみがえらせてくれる。
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かき氷
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単語の意味
味わい(あじわい)
体(からだ)
味わい・・・1.食べ物の味。味の調子。風味。
2.趣。しっとりと落ち着いて、心惹かれる感じや雰囲気。
2.趣。しっとりと落ち着いて、心惹かれる感じや雰囲気。
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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かき氷の味、おいしさを伝える表現・描写(和菓子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
かき氷というものは、食べ始めのときはかなり勇んでいるのが、途中で一度、必ずいやになるときがくる。 かき氷の〝倦怠期〟である。 食べているうちに、舌がマヒしてきてコメカミのあたりが痛くなってくる。 このあたりがあぶない。もういいや、という気になる。このあたりを耐え忍べば、あとは何とかなる。何とか持ちこたえて、最後に溶けて残ったツユまでも、飲みつくそうという気になる。これがまた実においしい。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
大きな氷のカタマリをかき氷の機械の台の上にヨッコラショとのせる。 手でハンドルをタテに回すと、どういう仕掛けかタテの回転運動はヨコの回転運動に変わり、氷がシャキシャキとけずられ、台の下に置かれたグラスの上に少しずつ降りつもっていく。 降りつもって円錐形に盛りあがっていくのを、固唾をのんで見守ったものだった。盛りあがったところに、おばさんは小さな鉄のヒシャクでイチゴ水を一杯だけしゃくってかけてくれる。かき氷のツユは、いつだって足りたことがない。いつも少ないツユをやりくりして、時にはツユの全然かかってない部分を味気なく食べたりして何とかしのいでいた。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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