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八王子の宿はずれから、大楽寺へまで、その馬市の雑鬧ざっとうと、喧騒けんそうがつづいている。あて込みのかん酒屋や、古着屋や、香具師やしや、あらゆる浮世のほこりが、せるように立っていた。
吉川英治 / 野槌の百 ページ位置:38% 作品を確認(青空文庫)
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......んなうちを、承知で来てくれる者ならば、嫌な、飯盛女や、売女であろうと……)  と、さびしい、老いのあきらめをつけていた。  馬の背なかが、波のようにならんでいた。  八王子の宿はずれから、大楽寺へまで、その馬市の雑鬧ざっとうと、喧騒けんそうがつづいている。あて込みのかん酒屋や、古着屋や、香具師やしや、あらゆる浮世のほこりが、せるように立っていた。 「さ、入れた、入れた、札を――」  その二日の市が終って、崩れだした夕方である。  大楽寺の境内に、なにか、真っ黒に人影が、かたまっていた。洗い髪に、うす化粧をした......
単語の意味
喧噪・喧騒(けんそう)
香具師・野師・野士・弥四(やし)
喧噪・喧騒・・・物音や人の声など、生活の音がやかましいこと。また、そのさま。「都会の喧噪を離れる」
香具師・野師・野士・弥四・・・縁日など人の多い路上で、手品や居合い抜きなどの見世物をしたあと、粗製の歯磨きなどの薬類や香具類を売った人。また、露天商の場所の割り当てをする人。的屋(てきや)。
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