(おもちゃのピアノ)乱暴に叩けばひずんで濁った音がするが、幼児のちっちゃな手が無心に触れると、グラスを弾いたような高く澄んだ響きを立てることもあるのだった
阿部昭 / 阿部昭18の短篇(人生の一日) 作品を確認(amazon)
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単語の意味
無心(むしん)
無心・・・1.無邪気なさま。雑念や欲望にまったくとらわれてないさま。
2.正当な理由も無く、人に金品をねだること。
2.正当な理由も無く、人に金品をねだること。
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(ピアノの)音色の細緻な階音に、まるで栗色の落葉でもふるような哀愁を感じた。
林 芙美子 / 市立女学校「林芙美子作品集〈第2巻〉清貧の書 (1956年)」に収録 amazon
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