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苦しい胸の真中を、すぱりと射られたように感じた。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
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指摘する・図星・痛いところを突く
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前後の文章を含んだ引用
......つけた真直な平らかな視線でややしばらく伸子の顔を見ていたが、突然云った。 「――あなた――こんなことを伺うのは失礼かもしれんが――幸福ですか?」 伸子は、いきなり苦しい胸の真中を、すぱりと射られたように感じた。けれども、彼女はある恥かしさから笑いながら云った。 「――そんならしい細胞の変化が現れていること?」 「……あなたに無駄なことはなかろう、――結構だ。まあやれるだけ......
単語の意味
胸(むね)
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「君、彼氏がいるんだって?」 スプーンを使う良枝の指先が止まった。とっさに笑うことも答えることもできないのは、つまり肯定したことになる。
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
言葉の節々に鋭いメスで腐った肉を抉り取るような効果がある
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
おたくさ、浪人生のときに、かなりまずい問題を起こしたよな」 米山克己が言葉に詰まったように沈黙する。それまでの平然たる態度とは違い、明らかに顔が紅潮していた。
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ぎくりと釘 を打たれたように思った。
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