TOP > 食べ物表現 > 和食・日本料理 > 和え物


カテゴリ検索 単語の意味
アサツキ、菜の花、ギンナン、赤貝のわた、糸瓜(へちま)、菊、薔薇(ばら)などをたんねんに切りととのえ、味噌と胡麻(ごま)で和えたものだが、その味の複雑微妙、しかもコクのある味つけには、だれしも、 「うまい」  と、いわざるを得ない
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:85% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
和え物
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......と塩で味をととのえ、軽く天日でほしてある。次に、鯛の潮汁。この辺までは、はじめての人も別におどろかぬだろうが、その次に、大鉢へ和え物がたっぷりと盛られてくる。 アサツキ、菜の花、ギンナン、赤貝のわた、糸瓜、菊、薔薇などをたんねんに切りととのえ、味噌と胡麻で和えたものだが、その味の複雑微妙、しかもコクのある味つけには、だれしも、「うまい」 と、いわざるを得ないのだ。 次に、鱓をひとつひとつ開いて頭とワタをのぞき、火鉢の火で炒りつけ、飴でかためたものが出る。田作りである。これに長崎産のカラスミを白ブドウ酒に浸したものが......
単語の意味
コク・コク味(こくみ)
和える(あえる)
複雑微妙(ふくざつびみょう)
コク・コク味・・・濃い深い味わい。いくつかの素材が合わさることで生まれる、味の重なり。味が深く濃くてそれがおいしさにつながっていること。
和える・・・メインとなる食材に、調味料など味を加えるものを入れて混ぜ合わせること。ごちゃまぜにすること。
複雑微妙・・・複雑で微妙なこと。一言では言い表せないほど繊細で、しみじみとしていること。何ともいえない、美しさや味わいがあること。
ここに意味を表示
和え物の味、おいしさを伝える表現・描写(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「和食・日本料理」カテゴリからランダム5
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
和食・日本料理 の味・おいしさの表現の一覧 
食べ物表現 大カテゴリ
表現の大区分