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日当たりが良いためポスターや人形の服の色など、すべての色素があらかた抜けて白っぽくなってしまった部屋。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:35% 作品を確認(amazon)
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色褪せる・淡い色
室内に差し込む光
ポスター
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前後の文章を含んだ引用
...... あの不思議さが、かつての私の子ども部屋にも、すでに漂いはじめています。必要なものだけ抜き去られ、持ち主はもういないのだけれど、父母によって定期的に掃除されて、日当たりが良いためポスターや人形の服の色など、すべての色素があらかた抜けて白っぽくなってしまった部屋。私はひとりっこだったので、この部屋以外の部屋はすべて生きて活動していて、この部屋だけは時が止まっています。時の止まった部屋を一つ抱えてこの家で生活をしていく父母......
単語の意味
日当たり(ひあたり)
日当たり・・・日の光が当たること。また、その当たり具合。
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高校の校舎は窓が大きい。だからどこにいても、表情が隠せないくらいには、太陽に明るく照らし出されてしまう。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
西日は、もう畳三分の一ぐらいのところまで、眩 く躍りこんでいる。
宮本百合子 / 伸子
うらうらと体も心も包むような光線が、縁側一杯に部屋の中まで射し込んでいた。
宮本百合子 / 伸子
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鋲が外れて壁から落ちたままのポスターが、机の下の暗がりで頭を垂れている。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
円柱にぴったりと巻かれたつるつるの広告
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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一人で教室に戻ると、西陽が白い埃を浮かせながら誰もいない机や椅子の上に流れ落ちている。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
カーテンは黄色で、西日によく映えた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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雲が少し切れて、五月の 陽 が家々の屋根に落ちてきた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
護岸工事に使う小石が積んであった。それは秋日の下で一種の強い匂いをたてていた。
梶井基次郎 / ある心の風景
新緑を透した日の光が洪水のように一室に漲り渡る
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
天井の明かり取りから落ちてくる、淡い木漏れ日のような琥珀色の光
森 瑤子 / 傷 amazon
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