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晴ればれとした往来へ出ても、自分にしなびた古手拭のような匂いがみているような気がしてならなくなった。
梶井基次郎 / ある崖上の感情 ページ位置:47% 作品を確認(青空文庫)
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心理的に追い詰める(られる) 世知辛い・生きにくい世の中
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前後の文章を含んだ引用
......もなく、いつもあるしらじらしい気持が消えなかった。生理的な終結はあっても、空想の満足がなかった。そのことはだんだん重苦しく彼の心にのしかかって来た。そのうちに彼は晴ればれとした往来へ出ても、自分にしなびた古手拭のような匂いがみているような気がしてならなくなった。顔貌にもなんだかいやな線があらわれて来て、誰の目にも彼の陥っている地獄が感づかれそうな不安が絶えずつきまとった。そして女のあきらめたような平気さが極端にいらいらした......
単語の意味
往来(おうらい)
晴れ(はれ)
往来・・・1.行き来(いきき)。行ったり来たりすること。
2.道路。通り。
晴れ・・・1.天気がいいこと。雨や霧などが伴わない天気。空に雲が少ない、もしくはまったく無い状態。
2.多くの人から注目されて、光栄に思うこと。待ちに待った、めったにない機会であること。晴れがましいこと。正式なこと。公式なこと。
3.疑いが解けて、自由になること。「晴れて自由の身になる」
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