林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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空腹・餓え・お腹が鳴る
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......私の胃のふは永遠の地獄だ。歩いて池 の端 から千駄木町に行った。恭ちゃんの家に寄ってみる。がらんどうな家の片隅に、恭ちゃんも節ちゃんも凸坊も火鉢にかじりついていた。這 うような気持ちで御飯をよばれる。口一杯に御飯を頬ばっている時、節ちゃんが、何か一言優しい言葉をかけてくれたのでやみくもに涙が溢 れて困ってしまった。何だか、胸を突き上げる気持ちだった。口のなかの......
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私の食慾はあさましく犬の感じにまでおちこんでしまっていた
林芙美子 / 新版 放浪記
ラムネ一本のすきばらのまま
林芙美子 / 新版 放浪記
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