TOP > 感覚表現 > 音の響き > 音が消える・聞こえなくなる
遠くのほうで、クラクションの音が立ち上った。まるで湯気のように、細く細く漂う音の影が、空へ消えていく。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 ページ位置：52% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
クラクション・警笛
遠くの音
音が消える・聞こえなくなる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ダンスの技術の向上。最近、ＮＥＸＴ ＹＯＵの周りには、ポジティブなニュースが多い。「もしかしたら、いつか本当に、武道館とかに立てるかもしれない感じだよね、今」 遠くのほうで、クラクションの音が立ち上った。まるで湯気のように、細く細く漂う音の影が、空へ消えていく。「だけど、私たちって、武道館に立ったあとも生きていかなくちゃいけないんだよね」 きゅっと折りたたまれた碧の体は、このまま三月の終わりに置き去りにされてしまいそう......
ここに意味を表示
クラクション・警笛の表現・描写・類語（音の響きのカテゴリ）の一覧 ランダム５
キハ１２形は余命を嘆くように、老いた笛を山々に 谺 させた。
浅田次郎 / 鉄道員（ぽっぽや）「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録 amazon
クラクションがかすれて錆びついたような音を出す
泉 優二 / さよならと言ってくれ amazon
発進しかけた車にクラクションをぶつけられた。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
悲鳴のようなクラクション
吉田修一「悪人」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
遠くの音の表現・描写・類語（音の響きのカテゴリ）の一覧 ランダム５
このカテゴリを全部見る
音が消える・聞こえなくなるの表現・描写・類語（音の響きのカテゴリ）の一覧 ランダム５
サイレンの音が山々にしみこんで消える
西木 正明 / 『幸福』行最終列車 amazon
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム５
浅瀬は輝きながらサラサラ鳴っていた。
梶井基次郎 / ある心の風景
枕元で雷が落ちたくらいの爆音
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
積み上げた杉材の隙間から隙間を、笛に似たやわらかな音を立てて風が抜けていく
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
「乗り物」カテゴリからランダム５
しばらく続いた殺風景のあと、遠くに富士山が見えてきた
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
のろい閑散な夜汽車に乗って退屈している
林芙美子 / 新版 放浪記
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
乗り物 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ
