酸っぱい酒の匂いが臭くて焦々する。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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悪臭・くさい
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......てこむと、夜明けまでも知らん顔をして主人はのれんを引っこめようともしない。コンクリートのゆかが、妙にビンビンして動脈がみんな凍ってしまいそうに肌が粟立 ってくる。酸っぱい酒の匂いが臭くて焦々する。 「厭になってしまうわ。……」 初ちゃんは袖をビールでビタビタにしたのを絞りながら、呆然とつっ立っていた。 「ビール!」 もう四時も過ぎて、ほんとになつかしく、遠く......
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サンゼンと生臭い匂いを二人の胃袋に通わせてくれる
林芙美子 / 新版 放浪記
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