畳の上では何か焼いた跡らしく、点々と畳が焦げていて
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:56% 作品を確認(青空文庫)
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畳(たたみ)
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前後の文章を含んだ引用
......行くみちをみつけなくてはいけないと思う。 (十二月×日) ゆかいな朝である。一人の男に打ち勝って、私は意気ようようと酒屋の二階へ帰ってきた。たいさんも帰っていた。畳の上では何か焼いた跡らしく、点々と畳が焦げていて、たいさんの茶色のマントが、見るもむざんに破られていた。 「庄野さんとこへ昨夜泊ったのよ。」 たいさんはニヤリと笑っていた。いやな笑いかたである。思うように思うが......
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時代のついたその畳には、彼の背中を蒸すような黄色い古びが心まで透っていた。
夏目 漱石 / 道草 amazon
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居間と廊下の間のドアは開け放しになっていて
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
天井から美しい淡青色の照明が滝のように降ってくる
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
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