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沈んだ三味線の音〆 がきこえて
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:30% 作品を確認(青空文庫)
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ギター・バイオリン・弦楽器
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......た。 「一寸! 前のうちねえ、小唄の師匠さんよ、ホラ……いいわね。」 音〆 がきこえている。細目にあけた雨戸の蔭には、お隣の灯の明るい障子のこまかいサンが見える。 「お風呂は明日にして寝ましょう、上蒲団は借りたのかしら?」 時ちゃんはピシャリと障子......
傘さして かざすや廓 の花吹雪 この鉢巻は過ぎしころ 紫におう江戸の春
目と鼻の路地向うの二階屋から、沈んだ三味線のここに意味を表示
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その時バイオリンがまた鳴った。今度は高い音(ね)と低い音が二、三度急に続いて響いた。それでぱったり消えてしまった。三四郎はまったく西洋の音楽を知らない。しかし今の音は、けっして、まとまったものの一部分をひいたとは受け取れない。ただ鳴らしただけである。その無作法にただ鳴らしたところが三四郎の情緒によく合った。不意に天から二三粒落ちて来た、でたらめの雹のようである。
夏目 漱石 / 三四郎 amazon
(チェロ)セロの音がごうごうひびく
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ
ベースの音が地響きのような震動になって身体の芯につきささる
三田 誠広 / 僕って何 amazon
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