胸の中をからっぽにするぐらい深いため息をついた。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
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前後の文章を含んだ引用
......じてるわけじゃないから」「信じなくてもいいよ、受験のことは。でも、引っ越すことは考えといてくれ。それだけ、覚えててくれればいいから」 美代子は黙ってうなずいて、胸の中をからっぽにするぐらい深いため息をついた。 僕はキッチンに入り、ドリッパーにペーパーフィルターとコーヒーの粉をセットした。うんと苦いコーヒーを飲みたい。いつものカップ一杯分よりも粉の量を多くして、ポット......
単語の意味
胸(むね)
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
なるほどな。もう一度、深呼吸とともに思う。なるほどな。吐き出す息が、ため息の重さになる。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
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「胸に嫌悪感を覚える」の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
殺意が朝の海風のように胸を吹き抜ける
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
細い穴を通る風のようにやや甲高く嗄れた息
村松 友視 / 由比正雪 amazon
養殖真珠が天然の真珠に感じるような耐えがたい嫉妬
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
「安心する」カテゴリからランダム5
安堵の後ろ側にある淋しさやみじめさや情けなさ
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
誇らしげに、鼻の穴が膨らんでいた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
ふいごのように息を吸ったり吐いたりする
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
(一瞬呼吸が止まる)冷たい水をいきなり浴びせられたように一瞬、呼吸が止まり
島田 雅彦 / ドンナ・アンナ amazon
「感動」カテゴリからランダム5
大きな目を夢のように見開いて
有島武郎 / 或る女
セクハラ上司に耐える新米女性社員みたいに、可憐で憂鬱そうなため息だった。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
ぽっと熱くなったほど感情を動かされた。
宮本百合子 / 伸子
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