いい苔の生える川の鮎は非常に上品な味がする。苔の移り香が肉の中にあって、深く染みとおっている。
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鮎
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単語の意味
香(こう)
移り香(うつりが)
鮎・香魚・年魚(あゆ)
香・・・かいでいい匂いがするもの。いい匂いがする物質(香料)を練り固めたもの。火をつけて煙を立ちのぼらせて、香りをたたせるもの。ねり香。お香。
移り香・・・物に移り、残っている香り。残香。
鮎・香魚・年魚・・・アユ科の川魚。日本各地の清流に生息。背中は青黒くて腹は黄白色。餌の珪藻類(けいそうるい)に似た香りがあるので「香魚」の字を当てる。寿命は普通1年なので「年魚」の字を当てることもあるが、越年鮎も知られている。食用。ちなみに古来「鮎」の字は鯰を意味した。
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ガラスの器に盛った鮎のあらいは六月の爽やかさと贅を尽くした涼感を呼んだ
山崎豊子 / 華麗なる一族 中 amazon
身の脆美さ、匂いの清らかさ、形のよさ、すべてが好きだった
獅子文六 / 食味歳時記 amazon
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わが国では鯛は魚類の王様。体型が立派で色彩も鮮麗、味も優れており、万人の嗜好に合い、また産卵期を除き、一年を通じてまずさを感じさせないということで、ほとんど信仰に近いほど有難がられ、喜ばれてきた。
池波正太郎 / 梅安料理ごよみ(佐藤隆介・筒井ガンコ堂編) amazon
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