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手を二本ともダラリとブラ下げたまま……口をポカンと開いたまま正木博士と向き合って、大きな眼を剥 き出していたように思う、恐らく「呆 」という文字をそのままの恰好で……。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
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呆れる・驚きで呆然
口が開いたまま
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前後の文章を含んだ引用
......パリと首肯 いた。 「ハッハッハッ。イヤ豪 い豪い。実は今云ったのは……みんな嘘だよ……」 「エッ……嘘……」 と云いさして私は思わず頭を押えていた手を離した。その手を二本ともダラリとブラ下げたまま……口をポカンと開いたまま正木博士と向き合って、大きな眼を剥 き出していたように思う、恐らく「呆 」という文字をそのままの恰好で……。 その私の眼の前で正木博士は、さも堪 らなさそうに腹を抱えた。小さな身体 から、あらん限りの大きな声をゆすり出して笑い痴 け初めた。葉巻の煙に噎 せて、ネクタイを引き......
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呆れる・驚きで呆然の表現・描写・類語(驚きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
両足を大地に凍りつけたように、手を下すことも忘れて立った。
吉川英治 / 八寒道中
私はたこ刺しをはしでつまもうとしていた手をまるでTVドラマの場面みたいに止めて、しばしきょとん、としてしまった。驚いたのだ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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両目をかっと見開いたまま瞬きすら忘れている
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
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生を呪 うよりも死が願われるような思い
有島武郎 / 或る女
彼の結論の茫漠 として、彼の鼻孔から迸出 する朝日の煙のごとく、捕捉 しがたき
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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