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岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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出掛ける(外に出る・飛び出す)
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前後の文章を含んだ引用
......ものとは思わない。世には切実な愛情の迫力に依 って目覚める人間の魂もある。叱正や苛酷に痩 せ荒 む性情が却 って多いとも云えようではないか。結局かの女の途方も無い愛情で手擲弾 のように世の中に飛び出して行ったむす子……「だが、僕は無茶にはなり切れませんよ、僕の心の果てにはいつも母の愛情の姿がありますもの……時代は英雄時代じゃなし、親の金でいい加減に楽しんでいればそれでもい......
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出掛ける(外に出る・飛び出す)の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
鉄砲だまのようにとび出したきりで
丹羽 文雄 / 顔 amazon
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胸から腕までを乾布摩擦した。後がヒリヒリするくらいのこすり方だった。
本間千枝子 / 下町と山の手の間「父のいる食卓」に収録 amazon
(すばらしいフラダンサー)ひとたびあざみさんが右足を前に出して踊りのかまえに入り、音楽やイプという太鼓の音が聞こえてきた瞬間に、何かが変わる。彼女をとりまく空気もぴんとはりつめ、空間がさあっと広くなるのがわかる。 ほんとうにすばらしいダンサーは世界を止めることができるのだと私は思っていた。 そして彼女が踊り出すと、そこから魔法が始まる。感覚の全てがオンになって、彼女は自分から選んで神や世界への供物になる。きっと神様はどん欲で、お米や花や果物が盛ってあるお皿では満足しない。美しく神聖な女が動いていないとだめなのだ。美しい肉体は別に求められていない。きっと彼女のまわりで動いている空気の色や質が見たいのだと思う。 神様、その気持ちわかります。と私はいつでも思う。そう思うとき、神様を近しく感じる。 これ以上に神が創った世界を讃えるやりかたがあるだろうか、とあざみさんの踊りを見ていると思うのだ。あざみさん本人さえも世界への愛を表す道具になってしまうくらいに、踊りは彼女を乗っ取り、この世の奇跡の流れの一部にしてしまう。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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