TOP > 風景表現 > > 打ち上げ花火


カテゴリ検索 単語の意味
熱鬧ねっとうした花火の晩のあと、暗い霧が落ちて、しいんと都会が冷たくなる時の陰気さはなんともいえない。
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:71% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
打ち上げ花火
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......かと思うと、こっちの胸に火の移る恋でもある時は、どーんとひらいた柳の中へ、ふところの金でも何でも、追っかけに抛り上げたいような狂躁にもそそられる。だが、両国などの熱鬧ねっとうした花火の晩のあと、暗い霧が落ちて、しいんと都会が冷たくなる時の陰気さはなんともいえない。やっぱり花火は生き物で、妖怪さ。  七は今も、そんなことを考えながら、巨大な妖怪の玉を、押入れの奥にしまいこんだ。 「さ。いつでも来い」  自分の苦心にかえりみて、彼......
単語の意味
陰気(いんき)
陰気・・・気分や天気などが、スッキリしない。明るくなく、ドンヨリしている。⇔陽気。
ここに意味を表示
打ち上げ花火の表現・描写・類語(夏のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「夏」カテゴリからランダム5
花火の玉がぷくぷくと震えながら光の線を飛ばしていた。  頼りない光が、下からあたし達の顔を照らしていた。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「空・中空」カテゴリからランダム5
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
夏 の表現の一覧 
空・中空 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分