冬をあらわす言葉・単語・異称の一覧：日本語表現インフォ

冬をあらわす言葉・単語・異称の一覧（121件）

厳冬（げんとう）
冬の寒さが一番厳しいころ。寒さの厳しい冬。
大寒（だいかん）
冬の寒さがもっとも厳しい時期。二十四節気のひとつで、太陽暦1月20日ごろ。小寒から15日目。(冬至 → 小寒 → 大寒 → 立春)
寒中（かんちゅう）
小寒のはじめから大寒が終わるまでの間。冬の寒さが厳しい期間。寒の内。
立冬（りっとう）
二十四節気の一つで、冬の始め。暦の上で冬が始まる日。大陽暦で11月8日ごろ。
小雪（しょうせつ）
二十四節気の一つ。冬だが、雪がまだそれほどでないころ。太陽暦で11月22、23日ごろ。北風が強くなる時期である。
冬至（とうじ）
大陽が一年中でもっとも南に傾く時で、北半球では夜がもっとも長く、昼間がもっとも短い。二十四節気の一つで、太陽暦で12月22日ごろ。
寒威（かんい）
寒さの勢い。厳しい寒さ。寒気。
冷気（れいき）
ひんやりと冷たい空気。冷え冷えした気候。
一陽来復（いちようらいふく）
１．冬が終わり、春が来ること。新年が来ること。陰暦11月、または冬至のこと。
２．悪い事が長く続いたあと、ようやく良い方へ向かうこと。
寒明け（かんあけ）
寒(暦の上でもっとも寒い時期)が終わって、立春の日になること。2月4、5日ごろ。
寒雨（かんう）
寒そうな雨。冬の雨。冬の冷たい雨。
寒雲（かんうん）
寒々とした冬空の雲。冬の雲。
寒気（かんき）
寒く冷たい空気。寒さ。
寒菊（かんぎく）
菊の一品種。アブラギクを改良した黄色い園芸品種。12月から翌2月にかけて咲く菊の総称。冬菊。
寒郷（かんきょう）
貧しく、さびれた村里。自分の故郷や居住地に対して言う謙譲語。
寒極（かんきょく）
南北それぞれの半球で、最も気温の低い場所。南半球では、南極大陸内陸の高原上、北半球では東シベリアのベルホヤンスク付近。
寒九（かんく）
寒に入って九日め。1月13日ごろ。
寒苦（かんく）
寒さに苦しむこと。厳しい寒さ。
寒九の水（かんくのみず）
寒に入って9日めの日に汲んだ水。薬を飲むのによいといわれる。
寒月（かんげつ）
冬、寒い夜の月。冬の夜空にこうこうと冴えて、寒そうに見える月。
寒暑（かんしょ）
寒さと暑さ。寒中と暑中。冬と夏。
寒色（かんしょく）
青や青系統の、寒い印象を与える色。冷色。
寒声（かんせい）
１．（かんせいと読んで）寒そうな声。寒く感じる声。聞いていて、寒く感じるような声。
２．（かんせいと読んで）冷たい水の音や、寒そうな風の音。
３．（かんごえと読んで）僧や邦楽を学ぶ人が、喉（のど）を鍛えるために、寒中に発声の練習をすること。また，その声。
寒暖（かんだん）
寒さと暖かさ。寒いことと暖かいこと。
寒凪（かんなぎ）
寒中（冬の寒さが厳しい期間）の、風がなく穏やかな天気。
寒熱（かんねつ）
１．寒さと暑さ。寒暑。
２．悪寒と熱気。
寒の雨（かんのあめ）
寒中（冬の寒さが厳しい期間）に降る冷たい雨。
寒の入り（かんのいり）
小寒の季節に入ること。1月5日ごろ。
寒の戻り（かんのもどり）
春、暖かくなってから一時的に寒さがぶり返すこと。寒返り。
寒波（かんぱ）
冬、寒気団の進入により、広範囲の地域の気温が、平均に比べて急激に気温が下がる現象。また、その寒気。
寒梅（かんばい）
寒（冬、寒さが最も厳しいとされる期間）のころに咲く早咲きの梅。冬に咲く梅。
寒風（かんぷう）
冬に吹く寒い風。
寒負け（かんまけ）
寒中（冬、寒さの厳しい期間）の寒さに負けて、体が弱ること。
寒夜（かんや）
寒い夜。冬の寒い夜。
寒雷（かんらい）
寒中（冬の寒さが厳しい期間）に鳴る雷。冬に鳴る雷。
寒慄（かんりつ）
寒くて思わず体が震えること。寒さのために鳥肌が立つこと。恐ろしくてゾッとすること。
寒流（かんりゅう）
周りの海水より水温の低い海流。日本近海では、北方からの親潮・リマン海流など。
寒林（かんりん）
冬になって草木が枯れた林。冬枯れの林。葉を落として、さむざむとした林。
寒冷（かんれい）
ひえびえとして、寒いこと。また、そのさま。
寒烈（かんれつ）
寒気が強烈なこと。また、そのさま。
季冬（きとう）
冬の末。晩冬。陰暦12月の異名。「季」は、四季の終わりを意味する。
窮陰（きゅういん）
冬の末。陰暦12月の異名。陰気(天候が晴れ晴れしない)が窮極(究極)、きわまるという意味。
九冬（きゅうとう）
冬の三ヶ月間、冬の90日間。冬いっぱい。
旧臘（きゅうろう）
新年から見て昨年の12月。「臘」は陰暦12月のこと。
厳寒（げんかん）
冬のきびしい寒さ。極寒（ごっかん）。
玄冬（げんとう・けんとう）
冬の異名。「玄」は五行説で黒色を冬に配することから。「玄」は訓読みで「くろ（い）」と読める。
木枯らし（こがらし）
秋の末から冬にかけて吹く、木の葉を吹き散らす強くて冷たい風。木を枯らす風という意味。
極月（ごくげつ・ごくづき）
12月の異名。年の極まる月という意味。師走(しわす)。
酷寒（こっかん）
ひどい寒さ。きびしい寒さ。極寒。厳寒。
極寒（ごっかん・ごくかん）
きわめて寒いこと。また、冬のきびしい寒さのころ。
小春（こはる・しょうしゅん）
１．初冬の、穏やかで暖かい春に似た日和が続くころ。
２．陰暦10月の異名。春のような暖かい日和が続くから。小六月(ころくがつ)。
小春日（こはるび）
小春(陰暦10月)ごろのうららかな日。また、その日差し。
小春日和（こはるびより）
小春(陰暦10月)ごろの暖かい気候。小六月(ころくがつ)。
歳寒（さいかん）
寒い季節。冬の季節。
歳晩（さいばん）
年の暮れ。年末。歳末。
歳末（さいまつ）
年の暮れ。年末。歳晩（さいばん）。
三寒四温（さんかんしおん）
寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほどは暖かい日が続くということ。冬、7日周期で寒暖が繰り返される現象のこと。
三冬（さんとう・みふゆ）
冬季3ヶ月の間。初冬・仲冬・晩冬(孟冬・仲冬・季冬)。陰暦10～12月。
正月仕舞い（しょうがつじまい・しょうがつしまい）
新年の準備。正月を迎えるための支度。
正月始め（しょうがつはじめ）
12月13日(または8日)に、すす払い、門松迎え、炉の火改めなど、正月の準備をする日。西日本では、陰暦12月13日。正月起こし。十三日祝。
初冬（しょとう・はつふゆ）
冬の初め。陰暦10月の異名。孟冬(もうとう)。
白姫（しらひめ）
冬をつかさどる女神。
師走（しわす）
陰暦もしくは、大陽暦の12月の異名。諸説ある由来の中でよく言われるのが、年末である12月は、師匠の僧がお経をあげるために、忙しく東西を馳(は)せる月であるというもの。また、一年の最後で今年のうちにやるべき事は、全部やりとげる月と言う意味で「為果つ(しはつ)」が元になっている、とも。極月。臘月。
新年（しんねん）
新しい年。年のはじめ。正月。新春。
盛冬（せいとう）
冬の寒い盛り。冬のさなか。真冬。
歳暮（せいぼ）
１．年の暮れ。歳末。年末。
２．年の終わりに、その年世話になった人などに贈るプレゼント。年末の贈り物。
早寒（そうかん）
例年に比べて、寒さが早く来ること。
底冷え（そこびえ）
体の芯まで冷え込むこと。また、そのようなきびしい寒さ。特に、寒い日の放射冷却や室内における空気の循環の悪さのために、冷たい空気が地面や床にたまり、足元から全身が冷えることをいう。
暖冬（だんとう）
平年よりも暖かい冬。
仲冬（ちゅうとう）
陰暦で冬三ヶ月(10～11月)の真ん中の月。陰暦11月の異名。仲の冬(なかのふゆ)。
凍寒（とうかん）
凍りつくほどの厳しい寒さ。
冬月（とうげつ）
１．冬の季節。冬。
２．冬の夜の月。寒月(かんげつ)。
冬帝（とうてい）
冬の神。冬をつかさどる神。
年の暮れ（としのくれ）
年の終わりごろ。年末。歳暮。歳晩（さいばん）。
年の瀬（としのせ）
年の終わりごろ。年の暮れ。年末。歳末。
仲の冬（なかのふゆ）
陰暦で冬三ヶ月(10～11月)の真ん中の月。陰暦11月の異名。仲冬(ちゅうとう)。
年暮（ねんぼ）
年の終わりごろ。年の暮れ。歳末。歳暮（せいぼ、さいぼ）。
年末（ねんまつ）
一年の終わりごろ。歳暮。歳末。
初氷（はつごおり）
冬になって、初めて張った氷。
春近し（はるちかし）
冬は終わりに近づき、すぐそこまで来ている春を感じて用いる言葉。
春隣（はるとなり）
春が、すぐそこまで来ているということ。
晩翠（ばんすい）
冬、ほとんどの草木は枯れているのに、ある種の草木がまだ緑色であること。また、その緑。「翠」は「かわせみ」「みどり」とも読み、カワセミの羽の色（青緑）、深い緑色を指す。
晩冬（ばんとう）
冬の終わりごろ。冬の末。陰暦12月の異名。
避寒（ひかん）
冬、寒さを避けて暖かい土地へ行くこと。
氷原（ひょうげん）
地表が、氷で覆われた広大な地域。氷の原野。氷野。
冬霞（ふゆがすみ）
冬に立つ霞（かすみ）。
冬枯れ（ふゆがれ）
冬に草木が枯れること。また、草木が枯れた、寒々とした冬の景色。
冬木（ふゆき・ふゆぎ）
１．冬になり、葉の落ちつくした木。冬枯れの木。冬の木。落葉樹。
２．冬になっても落葉しない木。常緑樹。
冬草（ふゆくさ）
冬の草。とくに、冬も枯れない草。
冬化粧（ふゆげしょう）
雪が降り積もって、真っ白に化粧をしたように、いかにも冬らしい景色になったさま。
冬木立（ふゆこだち）
冬枯れした木立。冬、葉を落として、さむざむとした木々。
冬将軍（ふゆしょうぐん）
冬の厳しい寒さをいう言葉。また、寒くて厳しい冬のこと。ナポレオンがモスクワを攻めたとき、厳寒と雪にはばまれて敗北したことから。
冬空（ふゆぞら）
冬の空。冬のさむざむとした空模様。寒天（かんてん）。
冬立つ（ふゆたつ）
冬の季節になる。立冬になる。
冬鳥（ふゆどり）
秋に日本より北の国から飛来して越冬し、春には再び北へ去り、そこで繁殖する渡り鳥。
冬菜（ふゆな）
冬に出回る菜の総称。
冬野（ふゆの）
冬、草木が枯れて、もの寂しい野。冬の野。
冬の海（ふゆのうみ）
冬の荒れ果ててもの寂しい海。
冬の月（ふゆのつき）
冬の夜、さむざむとして照る月。
冬の日（ふゆのひ）
１．昼間の時間が短い、冬の一日。
２．冬の太陽。冬の日差し。
冬の山（ふゆのやま）
冬になり、草木が枯れたり雪におおわれた山。
冬の夜（ふゆのよ）
冬の、ひっそりとした寒い夜。
冬晴れ（ふゆばれ）
冬、おだやかに晴れた日。冬日和。
冬日（ふゆび）（ふゆび）
１．冬の太陽。冬の日差し。
２．一日の最低気温が、摂氏0度以下になる日。
冬日和（ふゆびより）
１．穏やかに晴れた冬の日。冬晴れ。
２．冬の天気。冬の空模様。
冬山（ふゆやま）
１．冬の山。冬、草木が枯れたの山。
２．冬に登山の対象となる山。
仏の正月（ほとけのしょうがつ）
その年に亡くなった仏のための正月。四国地方で、年内に死人のあった家で、清らかな正月を迎えるために、12月の巳(み)の日か午(うま)の日かに仏のための正月祭をすること。巳(み)の日正月。巳午(みうま)。辰巳正月。
真冬（まふゆ）
冬の真っ最中。冬、一番寒い時期。
巳正月（みしょうがつ）
その年に亡くなった仏のための正月。四国地方で、12月の初の辰・巳の日。新仏のために正月祭を行なう。巳(み)の日の正月。仏の正月。
冷寒（れいかん）
冷たくて寒いこと。また、そのさま。寒冷。
寒椿（かんつばき）
１．寒中(冬の寒さが厳しい期間)に咲く椿。冬に咲く椿。11月から翌1月ごろに開花する。
２．ツバキの園芸品種の一。花は、紅色の八重咲きでやや小さく、11月から翌1月ごろに開花。サザンカに似る。
冬日（とうじつ）（とうじつ）
１．冬の日光。
２．冬の日。冬。
寒光（かんこう）
寒々（さむざむ）とした光。さびしい光。
寒天（かんてん）
寒々とした冬の空。
孟冬（もうとう）
冬の初め。初冬。陰暦10月の異名。「孟」は初めという意味。
凍晴（いてばれ）
凍てつくように寒い快晴の日。
待春（たいしゅん）
冬の、春の訪れを待ち焦がれる頃。また、その気持ち。
凍雲（いてぐも・とううん）
寒々と凍りついたような雲。雪模様の雲。冬空の雲。凍て雲（いてぐも）。
凍曇（いてぐもり）
凍てつくような冬の曇り空。寒々とした曇り空。
凍て空・凍空（いてぞら）
凍りつくように寒い冬の空。寒々とした冬の空模様。寒天（かんてん）。
上天（じょうてん）
１．上にある天。空。天。天上。 ⇔ 下土（かど）。
２．四天（してん）で、冬の空。
３．上帝。天帝。造物者。
４．天上界の中ですぐれている方の天。 ⇔ 下天（げてん）。
５．天にのぼること。昇天。

自然に関する、その他の表現
・二十四節気（春）	・二十四節気（夏）	・二十四節気（秋）
・二十四節気（冬）	・正月	・春
・夏	・秋	・冬
・花	・桜	・草
・香り	・景色	・太陽
・光	・空	・月
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・四月	・五月	・六月
・七月	・八月	・九月
・十月	・十一月	・十二月
・星・宇宙	・闇・影

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