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耳の比喩を使った文章の一覧(23件)
言葉がぶんぶん飛ぶ虻の羽音のように、近くなったり遠ざかったりする
久間 十義 / ヤポニカ・タペストリー amazon
小さなかたつむりのような女の子の耳
向田 邦子 / 思い出トランプ amazon
耳が茸みたいにぺたりと顔についている
丸谷 才一 / 年の残り amazon
耳はカリフラワーみたいに丸くくしゃくしゃ
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
まるでコウモリの翼のように見えた
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
ついさっき作りあげられて、柔らかいブラシで粉を払われたばかりのような、小振りなピンク色の一対の耳がそこにあった。それは現実の音を聞きとるためというよりは、純粋に美的見地から作成された耳だった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
彼女の耳を目にすることができた。その耳は柔らかな秘密の洞窟のように見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
できたばかりの(ような少女の)耳と、できたばかりの女性性器はとてもよく似ている
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
髪をうしろにやり、小さな美しい耳をひとつ露わにした。発信器のアンテナを上げるみたいに。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
小さなピンク色の耳が内気な生き物のように、
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
声量は小さくないが、祖父に向けて言いさえしなければ祖父には聞こえない。祖父の耳が単一指向性マイクみたいになったのは聴力の衰えではなく、言語処理能力の衰えによるもののようだった。
羽田 圭介 / スクラップ・アンド・ビルド amazon
猿の腰掛けのような巨大な耳朶(みみたぶ)
坂口安吾 / 佐久の夕映「日本の文学〈第63〉坂口安吾,織田作之助,檀一雄 (1969年) 白痴・道鏡・堕落論・他6篇 夫婦善哉・放浪・世相・他5篇 花筐・佐久の夕映・誕生・他3篇」に収録 amazon
太一郎は耳をもてあそんだ。「ふしぎな花のようだな」
川端 康成 / 美しさと哀しみと amazon
その他の人物を表す比喩表現
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