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色彩の比喩を使った文章の一覧(191件)
光が全部吸い込まれて夢のような色合い
尾辻 克彦 / 父が消えた amazon
古い茸のような色の写真
堀 辰雄 / 菜穂子―他五編 amazon
廊下にいる犀(さい)みたいに人目につく
ミッシェル・ルブラン / モンタージュ写真 (1963年) amazon
渓流の中で静かに泳ぐ小魚を見るような透明感
高橋 三千綱 / 涙 amazon
思わずテレビのリモコンを手にとって、色を何段階か濃くしたくなるくらい
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
わずかに見分けられる緑がある。一度その色に気付くと、目の中で色相を強めていく独特の緑色、陽が沈む海面では揺れるオレンジ色の隣に、ひっそりとこの種の緑色が見えるものだ。
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
真赤な、眼を射すような赤色
稲垣 足穂 / 弥勒 amazon
絵具のチューブからそのまま擦りつけたようなどぎつい原色
林 芙美子 / 松葉牡丹「林芙美子全集〈第13巻〉晩菊・松葉牡丹 (1951年)」に収録 amazon
石炭のようにつやつやとまっ黒
松谷 みよ子 / 黒ねこ四代「黒ねこ四代・火星のりんご ほか (松谷みよ子全集)」に収録 amazon
熱く燃え上がる『情熱』の赤!身も心も焼き尽くす『愛』の炎
東川 篤哉 / 謎解きはディナーのあとで amazon
砂糖壷の中のむかでのように目立つ
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
ヨーグルトの中の大むかでみたいに目立ってしまう。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
蛤(はまぐり)井戸といって、水が蛤の水のように紫がかった色をしており
加能 作次郎 / 世の中へ amazon
強い日光に反映してその赤い帯が燃えるように見えたり
長塚 節 / 土 amazon
月の光のように、青いきもの
松谷 みよ子 / 三つの色「松谷みよ子の本 (第4巻) 童話・詩」に収録 amazon
白衣が煮しめたように色づいている。
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
星がうるんで見える初夏の夕空のような淡い浅黄色の汁
林 芙美子 / 風琴と魚の町 amazon
密室をかこむ深紅のかあてんが血の色のように思えた。
川端 康成 / 眠れる美女 amazon
微笑みからこぼれる歯のように真白
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
壁は暖かい色の明かりのせいで、うすく焼き色のついたバターみたいな色をしている。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
酷薄な女の目のように冷たそうに青く光る
原田康子 / 挽歌 amazon
その他の感覚を表す比喩表現
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