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腰・尻・性器の比喩を使った文章の一覧(64件)
病気の前より一皮抜きすべらせたようにすっきり細くくびれた滝子の腰の線に、新鮮な肉感を感じたが、なんとなく冷たい鱗のある人魚のようで滝子の身体に触れるのが恐ろしかった。
円地文子 / 耳瓔珞 amazon
まるで腰をがっしりと固めるための成長の一過程が何かの事情でとばされてしまったんじゃないかと思えるくらいの華奢な腰
村上春樹 / ノルウェイの森 amazon
小さく赤っぽい杏の実のような未発育なセクス(女性器)
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
腰が巨大なせいうちのくびれた臀部(でんぶ)のように盛り上がる
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
女が、性能のいいグラインダーみたいに、機械的に腰を回転させる
阿部 昭 / 千年 amazon
柔軟な生き物のように腰をきゅうっとひねる
古井 由吉 / 杳子・妻隠(つまごみ) amazon
さなぎのような陰茎が濡れたまま放り出されている
池田 満寿夫 / 10フランの恋人 amazon
お月さまのようなお尻
永倉 万治 / 恋はあせらず―You Can’t Hurry Love amazon
水中の勃起したペニス。まるで珊瑚みたいだ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
肛門は巨大で捲れ上がりまるで苺のようだ
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
まるで切り取られた豚の肝臓だ
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
陰毛は薄く細く、繊細な柳のようだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
木の根っこのように硬くなってる
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
手入れの悪いサッカー場を思わせる陰毛。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
陰毛は行進する歩兵部隊に踏みつけられた草むらみたいな生え方をしている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
彼のペニスは勃起する徴候を見せなかった。それは今のところ安寧の泥の中に静かに身を横たえていた。@略@天吾のペニスは背中を指でとんとんとつつかれ、泥の中での穏やかな眠りから目覚めたようだった。それはひとつあくびをし、そろそろと頭をもたげ、徐々に硬度を増していった。そしてやがて、まるでヨットが北西の方向から吹いてくる確かな順風を受けてキャンバスの帆を張るように、留保のない完全な勃起に至った。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
できたばかりの(ような少女の)耳と、できたばかりの女性性器はとてもよく似ている
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
今朝、起きるときに、何だか奇妙な感覚を覚えた。何かがジャッキで腰を持ち上げているような感覚があるのだ。うつ伏せに寝ていたおれの腰のあたりで、シーツと体の板ばさみになって疼痛を訴えているものがある。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
女のように尻のすべすべと大きい庶務主任
藤枝 静男 / 犬の血 amazon
ゴム鞠のような尻の円み
永井 荷風 / 腕くらべ amazon
折りとった青い草の茎のようにじゅくじゅくと自瀆(じとく)で性器を濡らす哀れなおれ
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
性器はどこもかも縮みこんで膨ら雀のように股倉の屋根にちょこんととまっていた
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
まるでナイフでそいだような腰のうしろの鋭い線
村上 春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート amazon
インポテの毛だらけの里芋
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
彼の女性的な男性器官は股間に挟んだほうきの柄のように勃起していた
島田 雅彦 / ドンナ・アンナ amazon
子供の性器の青くさい植物みたいなやつ
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
満州の寒気にやられた正介は、肉体のそこまで萎縮して、冷凍魚なみの不能者(インポテンツ)になっていたのだ。
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
伸びきった両足の間の栗色の唇
安部 公房 / 他人の顔 amazon
萎(しぼ)んだ性器が包皮を青黒い皺だらけの蛹(さなぎ)みたいにちぢこまらせ
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
包皮が、勃起すれば薔薇色の亀頭をゆるやかなセーターのようにくるんでいて
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
青い翳りをおびた白く柔軟な包皮にくるまれたおれの勃起した性器はロケット弾のようで力強い美しさにはりきっている
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
灼熱した鉄串のような男根
大江 健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録 amazon
柔い太股の間に、半熟の水蜜桃を思わせる可愛いものが、桃に共通した縦の筋をきっかり引いてついていた。
平林 たい子 / 鬼子母神「筑摩現代文学大系 (41) 平林たい子・円地文子集 地底の歌 こういう女 嘲る 盲中国兵 鬼子母神 私は生きる 花散里 ひもじい月日 くろい紫陽花 男のほね 妖 二世の縁 他」に収録 amazon
アンナは彼の無関心なペニスを乳搾りでもするように握りしめた。
島田 雅彦 / ドンナ・アンナ amazon
腰の線が羚羊(かもしか)のように清潔でしかも逞しい
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (新潮文庫)」に収録 amazon
湯船からはこちらに向けられた(三歳児の)秀斗の小さな尻が見え、さらに小さなおちんちんが、尻の間にあらわれては隠れた。たとえ体が宙に浮いても、だらりと垂れ下がったりしないだろう、ぷりっと張った魚の心臓みたいなやつだ。
滝口 悠生 / 死んでいない者 amazon
窮屈なジーパンの中で、僕のものは変な形に勃起していた。位置を直さないと折れてしまうのではないかと思った。@略@ジーパンに手をやって、中のものの位置を直した。しなっていた竹が元に戻るときのような動きがあった。
乾 くるみ / イニシエーション・ラブ amazon
下腹部には細い陰毛が洪水の後の小川の水草のように気持よくはえ揃っている
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのレーゾン・デートゥル(存在理由)」と呼んだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
大きいばかりではない。師匠のポールはデコボコと禍々しいトーテム・ポールなのだ。 よく見ると、イビツに変形し丹波黒豆の豆おかきのような斑模様の陰影で彩られていた。
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
睾丸はゆっくりと鮑(あわび)が蠢(うご)くように上り下りの運動をする
谷崎潤一郎 / 鍵 amazon
ゴム鞠のようなお尻の円みは男の太腿の上にくびれてはまり込み
永井荷風 / 腕くらべ amazon
少女のクリトリスが植物の芽に似ている
大江健三郎 / 死者の奢り amazon
胴体は牛乳瓶のように丸く、腰のくびれが全くといっていいほど無かった
高見順 / 故旧忘れ得べき amazon
勃起してアスパラガスの茎のよう
大江健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
柔い太ももの間に、半熟の水密桃を思わせるかわいい物が、桃に共通した縦の筋をきっかりと引いてついていた
平林たい子 / 鬼子母神 amazon
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