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察知・察する・勘が働くの表現・描写・類語
敏感なアンテナのように、人の言葉の裏にあるものを見分ける
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
勘のようなものが不穏なサインを送ってくる
落合 恵子 / センチメンタル・シティ amazon
ぴたり適中した自分の直感に、血が逆流する思い
池波 正太郎 / 鬼平犯科帳〈1〉 amazon
(危険を察する)胸の警戒信号が半鐘よりも高く鳴り響く
ウィリアム・アイリッシュ / 黒いカーテン amazon
ささやかな予感がした。頭の中を音のない弾丸のように素早くさっとその予感がよぎった。予感には小さな字で「車を何処かで停めたほうがいい」と書いてあったような気がした。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
(美容師の女は客である)彼女の発する言葉から真意の輪郭を切り取るような気持ちで、鋏を動かした。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
心の底に何かが引っかかっていた。勘のようなものです。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
(見抜く)今はリサイクルショップで埃を被る古びた太鼓でも、それが名品「火焰太鼓」であることを見抜いたか
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
私はこの時に、ある崇高なインスピレーションに打たれた感じがした。
夢野久作 / ドグラ・マグラ 青空文庫
地下に流れる水脈を、無意識に察知できる人間がいるのと同じように、人の嘘が分かった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
なにかの勘違いかもしれない。 ふと、胸の裏側がざわりとうずく。 なにかが、頭から出たがっている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
悪魔の勘で嗅 ぎつけた
太宰治 / 人間失格 青空文庫
けもののカンでわかった。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
雷のような直感が、俺の背筋のあたりを貫いた。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
一種の嗅覚でも持っているかのように、堀割に沿った娼家の家並みのなかへ出てしまった。
梶井基次郎 / 冬の蠅 青空文庫
戻ってはいけないと私の勘が言う。それは、 99% までが本気で帰りたがっているのにどうしても許可が下りないという感じだった。
吉本 ばなな / 血と水「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
昔からとにかく勘のいいひとで、誰からの電話だとか、天気の変化とか、ちょっとしたことを良く当てた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
DNAの組み合わせの大海の中の、どこか遠いところから。もしくは彼の脳の中の神経細胞のつながりの中から(鋭い勘がやってくる)
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
目の前の男の顔から一瞬も目を離さず、小此木は表情の変化を読み取ろうとしていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
その目に 怯えたような色があることを、庄司は見逃さなかった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
別段、何か根拠があるわけでもなく、ただ おかしい と感じている
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
「それで、当然のことながら、お前はその考えには反対しているというわけか」 溝口は状況判断の鋭いところをみせた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
ハワイ島で昔おそろしいことがあった場所に行くと、ふっと血の匂いがする。そんなこととほとんど同じで、ある種の感受性がある人たちにはそれはまるで手に取るようにわかるものだ。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
見抜かれていたという思いからティエンの顔は、恥しさと怒りで赤くなった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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