道の表現・描写・類語

道が網目のように広がる

車がすれ違えないようなせまい道

道路が車のヘッドライトで光の川のよう

枯れた川のように白い道路

融雪水が急激になって流れる、川のような道

碁盤の目のように張り巡らされた道

ハイウェイを右に折れ、山に向かってしばらく進む

一方通行の多い市内

しゃれた街路灯が道を両側を飾っている

毛筆のように枝分かれした道

街灯がぽつんぽつんとしかない坂道

国道を通らない抜け道

（小道）道と言うよりはビルとビルの隙間

しばらく歩くと正面が明るくなる。表通りに出るようだ。

けたたましいサイレンとともに近寄ってきたパトカーが、我に返ったかのように音を止め、停車する。赤色灯が、逮捕劇を盛り上げる照明装置に見えた。

海に沿って、埃っぽい道が投げ出された帯のようにつづいており

細い道が、あやふやな薄明りで、魚の腹のような色をして伸びている

舗装された道路は数十メートルごとになだらかに曲がっていて、細い川のようでもあった。

それはいかにも東京の下町的な町だった。地下鉄やら国電やら路線バスやらがバランスを失った蜘蛛の糸のように入り乱れ、重なりあい、何本かのどぶ川が流れ、ごてごてとした通りがメロンのしわみたいに地表にしがみついていた。

血脈のように全国に張り巡らされた無数の道路

「海の中道」が帯のように伸びて

公園の芝生を縁どる散歩道

騒（さわ）がしくも寂（さび）しくもない小ぢんまりした道筋であった。

（夜更けの人通りのない道、腰に下げた鈴）生まれてからまだ一度も踏まなかった道。そして同時に、実に親しい思いを起こさせる道。――それはもう彼が限られた回数通り過ぎたことのあるいつもの道ではなかった。いつの頃から歩いているのか、喬（たかし）は自分がとことわの過ぎてゆく者であるのを今は感じた。 　そんな時朝鮮の鈴は、喬の心を顫（ふる）わせて鳴った。ある時は、喬の現身（うつせみ）は道の上に失われ鈴の音だけが町を過るかと思われた。

交通量の少ない、何の刺激もない道

道は 二叉 に分れ、庭園風の人工的な曲線を描いて、一つの 叢くさむら を 挟んでいた。