人を見送るの表現・描写・類語
私は、私の魂を喰いに来た鬼が出て行くかのように、その後姿を見送った。
夢野久作 / ドグラ・マグラ 青空文庫
窓から手を振った。 見送るものの胸に一瞬刻印される「死」の香りがするさみしさの陰影は、ほんとうに見送られるものと同一だろうか?
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
きれいな色の服が都会の景色に溶けていくのを見送った。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
ホームの端っこに立って、汽車が見えなくなってもずっと汽笛の消えるまで敬礼しとったっけ
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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