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赤ちゃん・赤ん坊の表現・描写・類語
牛みたいに頑丈な赤ん坊をいっぱい産んで
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
蟹のように泡を吹いている、生まれたばかりの赤ん坊
丸谷 才一 / 年の残り amazon
蝸牛のような赤ん坊の拳(こぶし)
横光 利一 / 御身 amazon
赤ん坊がヽ二人とも蒲団の中にこれは馬鈴薯のように肥りかえって眠(ね)入っていた。
和田伝 / 和田伝全集 第2巻 amazon
ミヨは、生まれたときから、ひよわな赤んぼで、目ばかり大きく、小鳥のひなみたいでした。
小出 正吾 / 天使のとんでいる絵「小出正吾児童文学全集 (3)」に収録 amazon
ねずみの子のようにぐにゃ・ぐにゃした赤ん坊
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
土塗(まみ)れな馬鈴薯のように元気のいい子供
石坂 洋次郎 / 石坂洋次郎文庫〈第1〉 amazon
生まれたばかりの赤ん坊が、人間というよりは、むしろ皮をむいた蛙 のように、大きな頭を重そうに動かしながら、醜い顔をしかめて、泣き立てている。うすい産毛 といい、細い手の指と言い、何一つ、嫌悪 と好奇心とを、同時にそそらないものはない。
芥川龍之介 / 偸盗 青空文庫
可愛いさかりの嬰児 は、この寂寥 な家を、急に明るくした。
吉川英治 / 野槌の百 青空文庫
生れたての、玄米パンよりもホヤホヤな赤ん坊
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
(一歳五か月の)リエくらいの歳の赤ん坊は、みんな不思議な匂いを持っている。それは、紙おむつのざらついた匂いと、離乳食のどろどろした匂いが混ざり合ったような匂いだ。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
(赤ん坊は)手首や肘や膝の関節には、そっと押し広げてみないではいられない気持にさせる、二重三重の柔らかい輪っかができ、手足はまるで世界の大きさを測るように、始終伸び縮みしている。
小川 洋子 / 口笛の上手な白雪姫「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
(赤ん坊を抱いた感触)まず何よりそれは温かい一つのかたまりで、何の落ち度もなく、無敵だった。と同時に誰かの腕がなければ呆気なく落下してしまうほどか弱かった。
小川 洋子 / 口笛の上手な白雪姫「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
赤児は指でも触れたら、一緒に皮がむけて来そうな唇を一種の鋭敏さをもって動かしていたが、それを開けると、急に顔中を皺にして泣き出した。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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