日本語表現インフォ > 人物表現 > 歩く・歩き方 > 忍び足・静かに歩く
忍び足・静かに歩くの表現・描写・類語
桜の花びらがいちめんに散りしいていて、踏むのも惜しいような気持ちでそっと歩く
阿川 弘之 / 雲の墓標 amazon
餌食を狙う蜘蛛のように、音もなく小屋の外へ忍び寄る
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
ナメクジのようにひそやかな足取り
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
神主が歩くような風にしずしずと座敷を出て行く
内田 百けん / 冥途 amazon
雀が眠ってでもいるかのように背中を丸くして、そうっと近づいて行く
ジュール・ルナール / にんじん amazon
見逃しを食った罪人のように、足音を殺して。
林 芙美子 / うず潮 (1964年) amazon
「アダチ・クミ」と天吾は声に出してみた。「悪くないよ。コンパクトで余計な飾りがない」「ありがとう」と安達クミは言った。「そんな風に言われると、なんかホンダ・シビックになったような気がするね」
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
忍び入る猫のような足どり
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) amazon
からだをかがめて、そろりそろりと、そっちに近よって行きました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり 青空文庫
ぬすみ足で近寄って行く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫
影が歩むように音もなく静かに歩みながら
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
飛びかかる虎のように小腰 を蹲 めて忍び寄った。
横光利一 / 日輪 青空文庫
足音を立てないように、爪先に気持ちを集中させて歩いた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
廊下を、静かに猫のように歩いた。時間の波を壊さないように、満月の力を消さないように。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
サユリの靴の踵は肝心な時には聞きわけのよい子のようになり、沈黙していた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
獣のように跫音を忍ばせながら
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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(忍び足で)近づく・距離を縮める・接近する |
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