足首・足先・つま先・かかと・踝の表現・描写・類語

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足首・足先・つま先・かかと・踝の表現・描写・類語

（少女の）硬くて若い木の節のようなくるぶし

大江健三郎 / 芽むしり仔撃ち　amazon

華奢なくるぶし

体のわりに締まった小さい足

日に焼けた小さな足

生白いはだし

縁側の白い素足にはくるぶしの辺りまで薄紅の色が差していた

畳の上を歩くとバリバリバリとニカワをはがすような音がする程、膏（あぶら）足

長与善郎 / 竹沢先生と云う人　amazon関連カテ畳（たたみ）

生まれてから今まで洗ったことがないのかと思うくさい足

鳥の足のように筋ばり

豆で膨れむくんだ足

女の爪先は赤くマニキュアされていて、暗がりの中でも仄かに艶を放って見える

関連カテネイル・マニキュア

太い爪の目立つ素足

鹿のような栗色の華奢なかかと

踵が像の足のようにむくみ上がる

檀一雄 / リツ子・その愛　amazon

親指のちょうどビーサンの緒に当たっていたところの皮がめくれて、グレープフルーツルビーの果粒のような、ぷちっとした肉が顔を覗かせていた。

綿矢りさ / 蹴りたい背中　amazon関連カテ肌の傷・怪我

巻貝の裏側のようなくるぶし

安部公房 / 他人の顔　amazon

雪に嚙まれて、素足の指先が赤い芽生薑（めしょうが）のようになり

林房雄 / 青年 (1964年)　amazon関連カテあかぎれ・しもやけ・凍傷

（娘たちの）きゃしゃな踵（かかと）なぞはちょうど鹿のようだ

中野重治 / 歌のわかれ (1950年)　amazon

細い足首は彫像のようにつるりと整っていた。

吉本ばなな / 哀しい予感　amazon

中高にこんもり尖を揃えていて、刻み目が密着している少女の足の指を《…略…》水仙の若芽を分けるように大事にした。

岡本かの子 / やがて五月に (1956年)　amazon

パンストが破けており、そこから見える巻子の足の皮膚は白く乾燥してかさかさで、かかとのまるみもその繊維の膜の下でささくれだって

川上未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ肌の乾き・湿り

人魚のしっぽのような、月明かりにてらてら光る細い足首。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ月の光・月明かり

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