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決心・決断・覚悟するの表現・描写・類語
あやふやな気持ちを虫けらのように押しつぶす
伊藤 整 / 青春 amazon
指図を拒否する肚(はら)が石よりも堅くかたまる
坂口 安吾 / 狂人遺言 amazon
どうしても動かすことのできぬほど堅固な決心
森 鴎外 / 阿部一族 amazon
万里の波濤を乗り越え、骨を異境の土に埋むるていの一大決意を固める
里見 トン / 極楽とんぼ―他一篇 amazon
演説口調できざな大見得を切ってやりたいくらいの決心を秘める
太宰 治 / 津軽 amazon
胸の中には拳骨のように固い決心があった
新美 南吉 / 牛をつないだ椿の木 amazon
譬えば絹の糸の結ばれて解きかねるようになっているのをいかに処理しようかと問題にして惑っている時、好意ではあるにしても傍(そば)より急にその一端を強く引かれていよいよ解きがたくなっだので、ええ面倒ナ切ってしまえ、と剪刀(はさみ)を取り出す気になるような、腹の中で決断がついてしまった
幸田 露伴 / 連環記 amazon
胸中を占めているのは寸分の揺るぎもない決意
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
(一人暮らしの部屋を出ると決心)朝陽が昇りカーテンの隙間から部屋に向かって一筋の光が射したとき、私は自分が洞窟の突き当たりにある、ぬれた手触りのコンクリートの壁にタッチし、あとは来た道を戻るしかないことに気がついた。来た道を戻る、全力で戻ろうと決心した。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
私は今度こそは全くひとりで歩かねばならぬと決心の臍 を堅めた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫
「さあ来い」と胸の中で身構えをして
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
思い入った決心を眉 に集めて
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
眼は、暫時 の焦燥に揺られながらも次第に獣的な決意を閃 かせて
横光利一 / 日輪 青空文庫
岡本かの子 / 母子叙情 青空文庫
どうしても動かすことの出来ぬほど堅固な決心
森鴎外 / 阿部一族 青空文庫
心には新しい決意が生まれて来る。秘 やかな情熱が静かに私を満たして来る。
梶井基次郎 / 闇の絵巻 青空文庫
自分を信じ、勇気を持って決断する
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
捨て身になった人間独特のものに動じないふてぶてしさ
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
眼差しに、ひとかたならぬ決意が 漲っていた
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
「ねえ、あなたは ほんとうに 本当のことを知りたい?」とミュウはぼくに尋ねた。彼女の声にはようやくなにかを決心したような乾いた響きがあった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
睦子の目が有無をいわさぬ強さで私を見た。それでも抗うことは出来たが、私は受け入れた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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