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「形容詞」 + 「愛情」の表現・描写・類語
淳が機嫌よくしている時は悠木の心は満たされた。だが、ひとたび淳が反抗の気配でも漂わそうものなら、胸に溢れ返る愛情は一瞬にして底知れぬ憎悪へと変化し、どこまでも冷淡に淳に当たった。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
純粋な、その代わり冷えもせず熱しもしない愛情
有島武郎 / 或る女(後編)
深い愛情は姉のようでもあった。彼はそれによりかかった。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
どれほど人間的に信頼し、尊敬の念を抱いていようと、肉体的に受け容れられるかどうかは、また別の問題だった。友情と愛情との違いとは、つまるところそれだけだと断ずる人さえいる。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
姉さんは愛情という名前のクモの糸をはりめぐらして、しだいに僕を追い込み、思う通りにする。
よしもとばなな / 姉さんと僕「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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