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寝起き・目が覚めるの表現・描写・類語
意識は起きているはずなのに体がついていかない。全身の細胞が睡眠を求めてストライキを起こしているようだ。
七尾 与史 / 死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) amazon
僕は突然目が覚めた。眠りと覚醒の中間的地域というものが存在しなかった。目を開けた時には僕は既に覚醒の中枢にいた。頭の働きは完全に正常に復しているように感じられた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
他人の家で目覚めると、いつも別の体に別の魂をむりやり詰めこまれてしまったような感じがする。
村上 春樹 / 風の歌を聴け amazon
他人の力で目覚めることほど、腹の立つことはない。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
首を肩の上に載 せてる
夏目漱石 / 吾輩は猫である 青空文庫
母は帯を結 うて蒲団の上に起きて
伊藤左千夫 / 野菊の墓 青空文庫
眠くって頭の芯 がズキズキする
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
その朝私は、突然ぱっちりと目覚めた。はじめに目に飛びこんできたのは、カーテンのすきまから見える透明な夏空だった。今まで見ていた夢によく似たトーンのように思えた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
真夜中ぱっちりと突然目が覚めることがあった。 そういうときは、まるで電気をつけられたかと思うくらいぱっと目が覚める。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
目が覚めると、夢の雰囲気から自分だけ追い出された冬の朝だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
(夢を見ていて)そこで目が覚めた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
目が開く。一秒か二秒の間、陣治の表情は妙に定まらず、陣治ではない見知らぬ人のように見えて、十和子を不安にさせる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
鼻から抜ける息に唸るような声が混じった。それは目覚める時の合図だった。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
(ゆっくりと目覚める)音楽の音で目がさめた。それほど大きな音ではない。聞こえるか聞こえないか、そんな遠い音楽の響きだ。しかしその響きは顔のない水夫が夜の海に沈んだ 碇 をゆっくりとたぐりよせるように、徐々に、しかし確実にぼくを覚醒させた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
眠りの世界からこちらに戻って来た
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
熱い紅茶をいれる頃、彼女は匂いにつられて起き出して来る。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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