日本語表現インフォ > 風景表現 > 地上・陸地 > 丘陵・小山・小高い丘
丘陵・小山・小高い丘の表現・描写・類語
ふっくらした大きな饅頭を並べたような柔らかい丘の起伏
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
禿鷹の頭のように見える真っ黒な丘
長与 善郎 / 青銅の基督 amazon
見晴るかす平原の中に、島のようにひとつ取り残されている丘陵
井上 靖 / 風林火山 amazon
ぬっと胸を突きだしたような段丘
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
屏風のように連なる丘
大岡 昇平 / 武蔵野夫人 amazon
庭伝いにほんの一足上がればよいほどの小山
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
のんびりとした感情を持ってうねっている優雅な曲線の丘
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
豊かにもち上がった緑のビロードのような横腹には、数百本の縦の筋が、互いに規則的な距離をへだてて、平行に、その丘の斜面の表面を、上から下の方へ弓形にすべりおりて、くっきりとした大名縞(だいみょうじま)を描き出していた。それは緑色の縞瑪瑙(しまめのう)の切断面である。
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
その丘はどこか女の脇腹の感じに似ていた。
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
丘は幾つもの起伏となって一列に連なり、眠りについた巨大な猫のように、時の日だまりの中にうずくまっていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
大きな象のやうな形の丘
宮沢賢治 / ひかりの素足 青空文庫
遠くに低い丘陵のうねりが見える。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(丘を回り込むと)女の背のような優美な側面は、いつか意外に厳しく狭い正面に変り、三角の頂上から、両足をふんばったように、二つの小尾根を左右に投げ落していた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
(丘の稜線は)柔和な曲線を描いている
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
草原が 巾着 の底のように、丘に囲まれて行き止ったところ
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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