オムレツの味、おいしさを伝える表現・描写
ふわふわとまるで雲をつかむような口ざわり。それでいてデカイ。
檀一雄 / 美味放浪記 amazon
そとがわは、こげ目のつかない程度に焼けていて、中はやわらかくまだ湯気のたっているオムレツ。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
オムレツがうまくできるようになればコックも一人前だ、といわれるけれど、オムレツはコツさえ覚えれば決してむつかしいものではないと私はおもう。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
オムレツはうちで出来たてをたべるべきだ。レストランでさめきったオムレツに真赤なケチャップがかかっているのなど、むしろ食べないほうがまし。おいしく出来上ったオムレツには、ケチャップもソースもおしょう油もつけないほうが、おいしい筈である。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
玉子1コで作った小さいオムレツ
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
玉子2コつかったハム入りのオムレツで、つけ合せはマカロニ、いんげんのバタいため、赤かぶが1コ、可愛らしい姿でのっていた。ふっくらとよく出来ていて、味もよかった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
スパニッシュオムレツは、トマト、ピーマン、玉ねぎが入っていた。玉子を3コ使って、ふんわりと大きく焼いてあり、お皿もあたためてあった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
トマトソースの海の中に、黄色いオムレツの小島が浮いている、そんな感じだ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
これ以上、泡立てようがないというほど膨れあがったオムレツ
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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