出会いと別れの表現・描写・類語

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出会いと別れの表現・描写・類語
(夫を)見送るウメは、まるで胸の中のもの全部をこそげとられて了(しま)ったような、絶望的な、うつろな気持だった。
妻たち(網野菊)「現代日本文学全集〈第39〉平林たい子,佐多稲子,網野菊,壷井栄集 (1955年)」に収録 amazon関連カテ絶望・希望がない
西と東にわかれた。
岡本かの子 / 東海道五十三次 青空文庫
出会いはまるで美しい絵のようだった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
もうそろそろ寝ようと思いながらマニキュアを塗っていたら、突然、津波のように淋しさが襲ってきた。  もう会えない、ここで一緒に暮らせない。  言葉ではさっきからわかっていた、何でそんな簡単なことが実感できなかったんだろう、と自問してみたら、ひとりきりになってなかったからだ、と気づいた。  今はじめてこの夜の中、ひとりになってみてこの家の雰囲気ががらりと違ってきていたのがわかった。それは父が死んだ夜や、母が離婚してはじめての夜や、真由が家を出た日の夜に似ていた。  荒れて、ひんやりした感じ。  不在の、こころもとない感じ。  別れの、絶対的な孤独の感じ。  気が抜けて、この空間の不自然な沈黙の意味に気づく。空気が、別れの気配を吸い取って静かによどんでいる。昨日まで、この時間には同じ屋根のしたで眠っていた人が、多分永久にその暮らしに戻ることはない。  どんなに言葉で言おうとしても、その圧倒的によせてくる淋しさの力にはかなわなかった。  部屋中に、まだ純子さんの気配があった。  ありとあらゆる思い出のエネルギーがこの家を、まるで本人のように去るまでずいぶん時間がかかるだろう。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ突然さびしさを感じる孤独・一人ぼっち
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